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ヤンキーファッションは学ランでしか成立しない

先週の金曜日だったかな?
夕方のニュース見たら、その最初に、福岡の中学校が荒れてる、っていうのをやってた。
その荒れているという中学校の卒業式をテレビは取材してた。

↓ ここに出てるのと同じやつ。

「何撮ってんだ」「取材するちゃ、100万年はええぞ」とマイクを奪って歌いだす …放尿・授業妨害で逮捕者が出た田川の中学生ら

最初のニュースだから、トップニュースってことになるんだろうけど、はっきり言って、こんなのにたいしたニュースバリューがあるとも思えない。
生徒が逮捕されたらしいし、校長と教頭が心労でダウンした、とも伝えていたが、しょせんはその程度の話であって、そうたいしたことじゃない。
だから、これをトップにもってくるという、テレビ局の判断は間違っているともいえるのだけど、その映像を見ると、これをトップにしたがる気持ちというのはたしかに理解できる。

だって、このヤンキーファッションが面白くてしかたないんだから。

短ランにボンタン、しかもリーゼントっていう、もはや絶滅したと思われていたものが、いまだに存在していたことの不思議。
文化というものが、ある地域で隔絶したまま生き残ることがあるのだという事実がたまらなく面白い。
この地域ではずっとこうしたヤンキー文化が継承されていたのだろうか?
それとも、昔のヤンキー漫画とかの影響なのだろうか?

しかし、これを見て思ったんだけど、やっぱ、ヤンキー文化ってのは、学ランじゃなきゃなりたたないなと。

たとえば、今、マガジンで連載されてるこの漫画。

ヤンキー君とメガネちゃん 4 (4) (少年マガジンコミックス)
ヤンキー君とメガネちゃん 4 (4) (少年マガジンコミックス)

タイトルにヤンキーとついてるものの、これがヤンキーってのはどうもピンとこない。
それがなぜかというにこれは制服がブレザーだからだ。
だから、ヤンキー性ってのが、ネクタイを崩してるとかの瑣末なところでしか表現されてない。
髪型とかも、普通だし。

それに比べて、

[完全版エクストラ] ろくでなしBLUES 1
[完全版エクストラ] ろくでなしBLUES 1

俺たちの好きなBE-BOP-HIGHSCHOOL―ツッパリ青春漫画の傑作と80年代ヤンキー伝説
俺たちの好きなBE-BOP-HIGHSCHOOL―ツッパリ青春漫画の傑作と80年代ヤンキー伝説

カメレオン 成田心中編 (プラチナコミックス)
カメレオン 成田心中編 (プラチナコミックス)

もろヤンキーって感じがする。
これこそヤンキーっていうか、これじゃなきゃヤンキーとは呼べないというか。

ヤンキー文化ってのは、正当なもの(制服)に対するずらしであると同時に、一種の様式美だ。
いや、まあ美であるかどうかは、各人の判断におまかせするけど、やっぱ様式ってのはヤンキーにとって大事なもの。
その様式美ってのは、学ランでしか表現できないたぐいのものなんだろうなって思う。

ヤンキーが絶滅しちゃったのは、ブレザーでそうした様式美を作り出すことができなかったためではないだろうか。
ブレザーだとリーゼントもいまいち相性が悪い気もするし。

この中学校がヤンキーを撲滅したいのならば、今からブレザーにするか、それとも私服にしちゃえばいいんじゃないでしょうか?
たぶん、それだけで、相当変化があるような気はするけど。

[関連記事]
オススメのヤンキー漫画は?

しかし、ヤンキー漫画ってのも、絶滅寸前だなあ。

それと、どうでもいいことなんだけど、ヤンキーがマスクしてるのって何の意味があるんだろう?
マスクといっても、普通のマスクから、鳥のくちばしみたいなマスクまであるわけだけど、あれはどういう文化的変遷をたどってきて、そこにたどりついたもんなんだかよくわからん。




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