ハゲることは人生における最大の苦しみというわけではない。
だけど、誰もハゲることを望んでいないということも、また確かな事実だ。
そりゃ、ハゲてしまうのはどうしようもないのかもしれない。運命だ。遺伝だ。そういうもんだ。
だけど、ハゲる未来とハゲない未来があるのなら、自分はハゲないほうを選びたい。・・・・って、そりゃ、みんなそうだろうけど。
ハゲの話題が出ると「欧米ではハゲてるのはかえってセクシーだと思われる。ショーン・コネリーなんかがいい例」などと、メタ視点を持ち出して問題の無効化をはかる人がよくいるけど、まず第一にここは欧米じゃないし、あなたも私もショーン・コネリーじゃないという基本的な認識が抜けている。
早い人になると、20代後半からハゲ始めるので、男にとってハゲというのはまさに、今ここにある危機だ。
ハゲ予防にはいろいろな方法がある。頭髪を清潔に保つとか、頭皮に刺激を与えるとか。ドラッグストアに並ぶ育毛剤の数を見るだけで、人々のハゲ予防に対する意識の高さがうかがいしれる。
さて、ハゲ予防に関して、以前、テレビで床屋さんが言っていたことがとても印象深かった。
たしか、ハゲの特集かなんかで、町の床屋さんにインタビューしてたんだと思うが、そこら辺の細かいシチュエーションは定かじゃない。
なんでも、その床屋さんによると
「ハゲやすいのは呼吸の浅い人」
だというのである。
もちろん、これは科学的な根拠があっての話ではなく、あくまで、その床屋さんの経験知によるものだろうけど、なんだかひどく納得してしまった。
そういえば波紋の呼吸法を身につけたリサリサは50歳なのに、20代後半にしか見えなかったし!!!
漫画の話を現実に結びつけて考えると頭の弱い人だと思われかねないので、リサリサの件はここまでにしておくけれども、この床屋さんの話はなかなか示唆に富んでいるんじゃないかと思う。
ストレスを強く感じるとハゲやすいという。そして、ストレスを感じている人は呼吸が浅い傾向にある。
ひょっとしたら、そういう因果関係から、その床屋さんは「ハゲやすいのは呼吸の浅い人」という経験知を得たのかもしれない。
逆に考えれば「呼吸の深い人はハゲにくい」と言える・・・・・のかどうかは知らない。
だけど、たとえば、ヨガや禅などでは、呼吸をゆったり、深く行うことで、精神を落ち着かせるという手法を使うわけだし、意識的に呼吸を整えてみるのは決して無意味ではないと思う。
ハゲ予防に効果があるかどうかはさておいても、とりあえず健康にいいことは確かだし。
というわけで、皆さんも深く呼吸をすることを意識してみてはどうでしょう。
[関連リンク]若ハゲ・はげのウソ・ホント