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2008年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年05月

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今までインターネットで見たなかでもっとも気持ち悪かったグロ画像

別にグロ画像を載せたりしてるわけではないんですけど、こういうのはやっぱり不快に思われる方も多いと思うんで、折りたたみにしてみました。


記事単位で読んでる方のためには改行多くして余白をとってます。


たぶん、確実に不快な気分にさせてしまうと思うので読みたい人だけ、どうぞ。

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いろんな意味でサービスシーンが豊富だったーコードギアスR2簡易感想

本当はトラブルについて書こうかと思ってたんだけど、コードギアスR2第一話見ちゃったら、むやみやたらに興奮してきたので簡単ながら感想など。


一言で言えば面白かった。
ああ、この飛ばし方がコードギアスだなあって、ちょっと懐かしく感じた。
(見てない人のためにネタバレしておくと、ルルーシュが記憶喪失になってました。あっという間に、記憶回復したけど)
たとえば、この前までやってたガンダム00が、良くも悪くも生真面目なところを捨て切れなかったのに対して、コードギアスってそういう書生的な生真面目さをきれいさっぱり捨て去ってるところがいい。
簡単に言えば、ガンダム00をネタにして現実の政治を語ることはできるけど、コードギアスで政治を語るとバカだと思われると。そういうことだ。
コードギアスみたいなのは結局のところ乗れたモン勝ちなんじゃないかと思う。
コレを楽しめたほうが、ずっと人生、楽しいっていう意味で。



あ、それとサービスシーンも無駄に充実してた。深夜帯から移ってきたくせに、前よりずっとエロ路線になってるのが素敵すぎる。


codeiti001.jpg

この後ろ姿はまさか・・・。



codeiti005.jpg

やっぱりカレン(なぜかバニー姿)。



codeiti002.jpg

ブリタニア人のオッサンによくわからないいいがかりをつけられ、髪を引っ張られるカレン。



codeiti003.jpg

苦悶の表情のカレン(バニー)。




codeiti006.jpg

「顔を見せてくれないか。う~ん、いい商品だ」
「(私は)売り物じゃない」とあらがうカレンに対して「売り物だよ」と答えるなど、田嶋先生が聞いたら卒倒して、ついでに生理が戻ってくるんじゃないかと思われる素敵センテンスを連発するブリタニアのオッサン。
こいつ、この後すぐ殺されてた。殺されて当たり前だ、人の嫁に失敬な!


正直なところ、トラブルのララの裸(without乳首)を見られるよりも、バニーのカレンを見られるほうがずっとうれしい。
まあ、それはララの裸なんて見飽きるほど見てるから、っていう、「需要と供給」的理由があるわけだけど。


こんな感じでサービス精神が過剰なくらいで、とても面白かったんだけど、唯一、不満点と言えば、オレンジレンジのOP曲がイマイチだったことくらいかなあ。
オレンジレンジって、テレビ、ラジオとかでしか聞いたことがないんだけど、私は「ポップなミクスチャー系ロック」という印象を持ってた。
いや、まあ、これはそのまんまなんだけど、この「ポップ」という意味合いは色んな意味を込めて使ってるのだ。
そのポップの意味合いについて語ってしまうと長くなってしまうし、またこの記事の内容にそぐわないのでやめておくけれども、このバンドってもっとポップセンスがある人たちだと思ってた。
つまり、それなりに評価してたんだけど、今回のOP曲ははっきり言ってイマイチ。
ボンヤリした印象しか残らない。
2ちゃんとか見てると、そう思ってるのは自分だけじゃないみたいで同じ意見が散見されるけども。

↓これは2ちゃんのスレから。


OPそこまで悪いとは思わんな。EDは微妙だが。
ジンのがマシとか言われまくってるが・・
耳おかしいのかな、俺。心配になってきた。

ジンというと、FLOWに次いで、コードギアスのOPを担当したはいいものの、その曲がサビのところで「強姦だァァァっ!」って聞こえたりし、あまりに日本語が聞き取れないもんだから「これはいったい何ていう曲だ」と思ってクレジット見ると、曲名が「解読不能」だったりして「お前の曲が解読不能だっての」と爆笑してしまった、アレか。
オレンジレンジはさすがにジンよりはマシだと思うけど、確かにそんなによくはない。
コードギアスのOPとしては、結局のところ最初のFLOWがいちばんよかった。
個人的には、FLOWってアニソン向けとしては極めて優秀なバンドだと思うんだけどなあ。
音のつくりとしては、それなりに洒落てるんだけど、どこかドメスティックな安心感がある。
そこが素晴らしくアニメ向きだと考えるんだけど。
(端的に言うとアニメ向きの音楽はちょっと遅れたもののほうがいいってこと。そっちのほうが、なぜか愛着が持てる)
エウレカセブンのOPもすばらしかったことだし、ロボットアニメのOPは全てFLOWに依頼すればいいのに。


それはともかく、とりあえず一話目を見た限りでは不満点はそこだけで、あとは満足。というか、かなり興奮して見てたんで、あまり細かいところまで見てないけど。


それから、最後になるんだけど、2ch見てたら、これが気になった。


129 :風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2008/04/06(日) 21:17:05 ID:/Tr7lXgY
OPの中華4人のバックに写るナイトメアが史上最悪にダサすぎるwwwwwwwwwwwwwwwwww



自分はぜんぜん気がつかなかったので確かめてみると・・・








codeiti004.jpg
これか。




codeiti007.jpg

これか!


友人のガノタに、ガンダム以外のロボットアニメに出てくるロボットはほとんど全て「デザインが格好悪い」とケナすヤツがいる。
私はいままで「ガンダムが好きなのはわかるけど、ランスロットとか紅蓮とか結構よくない?」と同意を求めてきたんだけど、彼はほとんど聞く耳をもたず非常にいらだたしい思いをしてきた。
そんなコードギアスびいきの私でも、さすがにこれはどうかと思うな。
うん、どうかと思う。
なんか「LEGOでこんなの作ってみました」みたいな感じがするんだけど。


B000GI425Uレゴ マインドストーム NXT
レゴ 2006-10-15

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[関連記事]「巨乳=バカ」説をアニメで検証してみた(1)コードギアス、スクラン



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パンチラはないのにとてもパンチラ的~ToLOVEる、OP、ED解読

アニメにパンチラが出てくると狂喜乱舞して喜ぶ人たちがいたりするが、アレは何なんだろう、と前から思っていた。
二次元美少女のパンツが見られるのがそんなにうれしいのか?


そもそもパンツとは何だ?股間を覆う布切れじゃないか。
たかが布切れに過ぎないものがチラチラとスカートから露出する、そんなものを喜んでいったい何になるというのだろう。バカが。
そうしたバカげた態度が文化の荒廃をもたらすことになぜ気づかないのだろう。


われわれは本当にアニメでパンチラが見たいのか。
そうじゃあるまい。
もっと心を浮き上がらせるもの、もっと感覚が研ぎすまされるもの。そういうものを見たいのだ。


われわれが本当に見たいもの。つまり、それはパンチラじゃなく、乳揺れのはずだ。


[パンツは動かない。動いているのはスカートだ]

パンチラも乳揺れも似たようなものじゃないか、と言われるかもしれない。


まず最初に言っておくが、パンチラと乳揺れはその意味するところが180度くらいは違っている。


パンチラのエロティシズムとは、つまるところ文化、社会的な約束事を前提としている。
まず人間は服を着ているものだという社会的な約束事があり、われわれはいやおうなしにこれを守らなければならない。
服を着るなんて嫌だ、オレは葬式に裸で参列したいと主張したところで認められるはずもない。
こういう社会的約束事が先立って存在しているからこそ、その約束事を破ることに快楽を見出す人間が出てくる。
隠すからのぞきたくなるのだし、スカートで覆われているからパンツが見たくなるのである。
だから、ロザリオとバンパイアみたいに、パンツを見せるのがデフォルト設定のアニメでは、かえってパンチラの効果は半減してしまう。


tolove001.jpg
量産型パンツ


パンチラの本質とはパンツを見せることにあるのではなく、むしろ隠すことのほうにある。
先にパンツを隠すことが重要なのである。
だから、パンチラシーンで主に動いているのはパンツ(欲望の対象)ではなく、スカート(隠すもの、また社会的な約束事)のほうなのだ。


それに対して、乳揺れはどうか?


乳揺れは欲望の対象そのものが動いている。性的物体が動くことによる純粋な視覚的快楽、それが乳揺れだ。
パンチラのように社会的な約束事を前提としているようなみみっちい感覚はそこにない。
原始的で開放的な見ることの喜び、それこそが乳揺れなのである。
パンチラよりももっと乳揺れを!われわれはネットの中心でそう叫ばなければならない。


さて、これからが本題。
ToLOVEるのOPとEDについて。

最近、テレ東並のぱんつ規制を敷いてるTBSの時点で、テレ東で放送したネギま!に近い不安を予感していたものの、見せ方次第でどうとでもなるもんだなあ、と改めて実感させられた、そんな1話。際どいところに次々とアップで迫るオープニングで、スタッフが込めた熱意は伝わってきましたよ。でも、本当に今後もパンチラ無しだと、それはそれで物足りなさが出てくるけど。
「ToLOVEる―とらぶる―」第1話|MOON PHASE 雑記


そもそもパンチラのないToLOVEるはToLOVEると呼べるんだろうか、という疑問がわかないでもない。
しかし、このOPとEDに話を限ってみると、パンチラがないにもかかわらず、これがきわめてパンチラ的な感性によってなりたっていることに気づいたので報告してみる。


まずOPはここで触れられているように、キャラの全体が示された後に、局部にズームアップするという手法で、覗き見趣味的な映像を作っている。



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tolove003.jpg
ララの股間の下に監督名がクレジット。
これって監督の身になってみると、うれしいんだかうれしくないんだか、よくわからん。


OPよりも、もっとパンチラ的なのがED。

tolove004.jpg

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奥のララは静止しているが、手前の丸いのぞき窓のようなのは常に動いている。
欲望の対象(ララ)は止まったままで、それを隠すものが動いているところなんて、もろにパンチラ的な発想だと私は思った。
このOPとEDはパンチラは実際に出てないのに、極めてパンチラ的だ。


これからのToLOVEるがどうエロ展開していくのかってのは、1話目を見た段階では、まだわからない。
しかし、OP,EDで見られたパンチラ的な発想だけでなく、乳揺れ的な動きの快楽をもっと提供してほしいと思う。
ぶっちゃけて言えば、一話目での乳揺れが少なすぎた、ということだ。
コードギアスR2のほうが乳揺れが多かったように感じたくらいなんだけど、こういうのはToLOVEる的にどうなのだろう。
精進を望みたい。
まあ、ToLOVEるにはコードギアスにはない乳揉みがあったけども。

tolove006.jpg


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アニメにおける良い乳首、悪い乳首

本当は、小清水亜美いいとも出演について、なんか書きたいと思ってました。それでナンシー関の本にアイドル声優について書かれた箇所があったことを思い出したので、そこを引用したくて何冊かひっくり返してたんですけど、これが見つからない。
しかし、よく本の引用をしてるブロガーさんは、こういうのはいったいどうしてるんですかね。読書メモとかつけてるのかなあ。自分なんて、こんな感じのことをどこかで読んだ記憶があるっていうあいまいな記憶しか残ってないんで、本を引用したりするのにとても苦労するんですけど。


だけど、そんな理由でいろいろナンシーの本を読見返しているうちに、川島なお美が主演したドラマ、失楽園について書かれたところが面白かったんで、今日はそれにかこつけて「乳首」について書きたいと思います。
あ、いちおう断っておきますが小清水亜美さんの乳首についてじゃないです。残念ながら、私は小清水亜美さんの乳首を見たことがないので。
乳首とはいったいいかなる存在であるか、ひいてはアニメにおける乳首の存在意義について、ちょっと雑文を書こうかなってことです。

402264267X耳部長 (朝日文庫)
ナンシー関
朝日新聞社 2001-04

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1997年9月

お父さん、終わっちゃいましたね、「失楽園」。
放送コードに挑戦する、という公約は守られたと言っていい。「失楽園」が挑戦するとした「エロ系」の放送コードは、やはり「乳首」がキーポイントであろう。下半身に関しては、挑戦するだけムダである。敵は乳首だ。乳首に関する「放送コード」を、私なりに推測すると、乳首は「禁止」ではないのである。たとえば「土曜ワイド劇場」の全裸死体やゆきずりの女のベッドシーン、深夜の純粋なお色気番組のお姉さんたちや「女だらけの水泳大会」のおっぱいポロリ要員におけるアクシデントなど。こうして見ると、すでにテレビの中にはかなりの乳首が存在しているわけだ。
では、なぜ「失楽園」は「乳首」で放送コードへの挑戦を成し遂げられたのか。それは、これまでテレビの中にあった乳首のほとんどは無記名の乳首であったということである。深夜番組は別だが(彼女たちをアイドルとするファンがいる)、露出される乳首は「知らない人の乳首」なのである。しかし、「失楽園」は主演・なお美の乳首だ。署名乳首。無記名の乳首に比べて、含まれる情報量が違う。なお美の乳首であることから喚起されるさまざまな妄想やら邪念やら。そういう意味でこれまでの乳首より、「健全な社会を守る」ための放送コードという意味においては、より「悪い乳首」なのだ。


しかし、このドラマ「失楽園」って、夜の10時にやってたらしい。
夜の10時に川島なお美の乳首を出すことができたのなら、深夜にララの乳首を出すことくらいわけないような気がするんだけど、そこらへん、どうなんだろう。
ララの乳首はDVD版にとっておいたほうが商売上、いろいろと都合がいいっていう理由から乳首出してないだけなのかもしれないけど、アニメの場合、放送コード的にはどれくらいのところまで許されているんだか、ちょっとよくわからないなあ。


しかし、アニメ的に良い乳首と悪い乳首の差があるとしたら、それは無記名であるか署名乳首であるかという点にはないと思う。おそらく、判断基準は年齢とかになるんじゃないかなと。つまり、幼女の乳首は悪い乳首、成熟した女性の乳首は良い乳首ってことになるんじゃないか。



cowboy001.jpg
良い乳首の持ち主(推定)



anahonmono.jpg
悪い乳首の持ち主(推定)
(注:別にこの二人の乳首が出てるシーンがあるわけではないです。自分のなかで良い乳首と悪い乳首を想像してみたらこうなっただけ)


しかし、こういうのを読むと、乳首というのは境界線上の存在なのだとしみじみ思う。
たとえば、グラビアアイドルとかが、写真集などでケツは剥き出しにしているのに乳首だけはがっちりガード。乳首は見えてない(見せてない)から私は脱いでない、という論法を使うことがよくあるが、乳首というのは「脱ぐ」と「脱いでない」の境界を分かつものなのだろう。
だからこそ、われわれは乳首にやたらにこだわるのだ。


・・・・・・・・・と今まで思っていたのだけれど、こういう乳首にこだわる感覚ってひょっとして日本人だけなのかも?と最近思うようになった。
というのも、たとえば24という大人気のアメリカドラマがあったけれども、アレの確か二期目だかで、バウアーの娘のキムはノーブラで出演してた。ノーブラで薄いタンクトップ(だったかな?)を着るもんだから、乳首がずっと浮き出てるんだけど、どうもそれを気にしてるそぶりはない。他の登場人物が「お前、チクってんだけど」などと指摘するシーンもなかった。アメリカのテレビドラマって日本よりもずっと放送コードが厳しいはずだけど、こういう乳首が透けてるのはぜんぜんOKなんだ、判断基準がよくわからん、と思いながら見てたのを覚えている。


それから、ハリウッド女優がシースルーの服を着てパーティに出てるのもよく目にする。シースルーだからおっぱいが丸見え。もちろん乳首も。
ああいうのなんかは、自分の感覚だと「脱いでる」ことになるんだけど、彼女らの意識のなかではどう処理されているのだろう。アメリカ人の友人(特に女性)がいる方はぜひとも「あなたは乳首についてどう考えているのか」とたずねてほしい。まず間違いなく、こいつバカと思われるだろうが。


ああいうシースルーでおっぱい丸出し文化が日本に入ってくるものなのかどうか、私は注意深く見守ってきたのだけれど、どうも輸入されている気配はない。叶姉妹なんかは積極的にやってくれそうなもんだけど、写真集で脱ぐのはアリでもパーティで乳首丸出しはナシみたいだ。やっぱり、日本人とアメリカ人ではそこのところの感覚が違っているのではないかと思う。


さて、乳首にこだわる日本人はアニメに対しても、こうしたこだわりを見せてくれているはずである。
ということで、「アニメ and 乳首」で検索してみると、こんなサイトが見つかった。


http://chikubilove.sakura.ne.jp/pukiwiki/index.php?%C6%FD%BC%F3%A4%AC%B8%AB%A4%A8%A4%EB%A5%A2%A5%CB%A5%E1(直リンはダメらしいので)

アダルトアニメじゃないけど乳首が見えるアニメデータベースです。
投稿いただいた情報と画像を使って更新されます。
新規情報は旧データベースと貼り板にて募集しています。
さすが日本人、サムライ、ハラキリ、OH!Yeah!。


このサイト、皆さんは知っておられるのかもしれないけど、私はついさっき知りました。しかし、画像を見られたりするから、とても重宝するなあ。ちょっと部分的な感想を書いておくと北斗の拳でマミヤがレイに服を剥ぎ取られる有名なシーンもあるんだけど、そこのマミヤの顔がかなり不細工(馬面)だった。漫画のほうはもっとちゃんとしてたような気がするんだけど。


しかし、これを見ていると「え?このアニメに乳首が出てるシーンなんてあったっけ?」と驚くことが多い。この中にはDVD版で乳首が付け足されているものもあって(NHKにようこそとか)、そういうのはテレビ版で見ていればわからないもんだから、それはいい。
だけど、そうじゃないヤツ。


たとえば、魔法少女リリカルなのはA'sとかフルメタル・パニック!などが、「乳首が見えるアニメ」にあげられているんだけど、私はぜんぜん気づかなかった。そりゃ、乳首に注目してアニメ見てるわけじゃないから、気づかないのも当然かもしれないけど、しかし、それにしてもそんなシーンあったかなあ?と思って、チェックしてみると、

魔法少女リリカルなのはA's
1話でなのは変身シーンにて色無し乳首 


フルメタル・パニック!
OPにて、千鳥かなめが全裸で回転する際、
乳房が真横から描写される場合にのみ、色無しの乳首が確認出来る。

これ、リンク先では画像も見られるからぜひ見てほしいんだけど、これを乳首と呼ぶのはいかがなものなんでしょうか?
なんか胸の先端にちょびっと突き出たものがある、程度のことでしかないんだけども。これを乳首と呼んでいいのなら、私の股間は44マグナムとでも呼称すべきである(下ネタ失敬)。


「フルメタ 乳房が真横から描写される場合にのみ、色無しの乳首が確認出来る。」かなめの乳首にそこまでこだわるか。このうえなく非生産的な執念。だけど、私はこの非生産性が好きだ。こういうのを見ると日本人に生まれてよかったなあと思う。やっぱ、乳首にこだわるのは日本男児としては当然じゃないのかな。


しかし、斯界では「色無し乳首」なるジャーゴンが存在してるのを初めて知った。
色無し乳首・・・・・。う~ん、なんか無駄にプロっぽい。カッコ・・・・・・いいの?


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エロゲ原作アニメの矛盾を濃縮還元するとこんなアニメができあがる - 姉、ちゃんとしようよっ!

どうも、エロゲーを原作にしたアニメはむずかしいってのは共通理解となってるみたいだ。

なにしろ、複数の時系列をひとつにまとめなければならないわけで、そりゃ、どうしたって矛盾が出てくる。
主人公が複数の女の子にちょっかい出しているような節操のないヤツに見えたり、また、その矛盾を解消しようとして、本来は愛情として描写されていたものを友情に変換してみたり。
ひぐらしのように複数の時系列をそのままアニメにしちゃえば楽なのだろうけど、さすがにあの手はひぐらしでしか使えないだろうし。逆に言えば、ひぐらしはあの形でしかアニメ化できないんだろうけど。


さて、今回はそんなエロゲ原作アニメの矛盾を濃縮還元したサンプルとして、このアニメを取り上げてみたいと思う。


姉、ちゃんとしようよっ!

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2003年にきゃんでぃそふとから発売されたエロゲーをアニメ化した全5巻のOVA作品。原作ゲームは「つよきす」「君が主で執事が俺で」などで知られる、タカヒロ、白猫参謀が関わっている。「つよきす」「君が主で執事が俺で」は一般アニメとして映像化されているけれども、これは18禁アニメ。ちなみに私は原作のほうは未プレイ。つよきすときみあるはやったことあるんだけど。ちなみに原作ゲームのレビューがこちら。

なかなかセンスのあるテキストで、私が嫌いな陵辱シーンもありません(ちょっとそれっぽいのはあります。釘とか)
感動するということはありませんが、日常のほのぼの感はなかなかのものだと思います。
どのシナリオも同じような雰囲気で(退屈という意味ではないです)
どのエンディングも綺麗にまとまっていますし、メインヒロインで私のツボの要芽お姉様もエンディングでは、温かな笑顔を見せてくれます。

姉、ちゃんとしようよっレビュー|春が大好きっ

このレビューを読むと、つよきす、君が主で執事が俺でなんかと同じくギャグが盛り込まれた日常系エロゲーみたいだ。


さて、アニメの話。
主人公の柊空也は6人の義姉と同じ家に住んでいる。そこで繰り広げられるドタバタ劇がこのアニメの一応のストーリーということになるんだろう。たぶん。
しかし、このストーリーがいろいろな意味で言葉足らずなんである。


たしか、クラナドの一ノ瀬ことみ編は5話分を使ってた。ところが、これがどうも駆け足すぎるような印象で、あまりストーリーが頭に入ってこなかった。


しかし、このアニメ「姉、ちゃんとしようよっ!」は同じ5話分のなかに6人のストーリーを詰め込んでいる。その上、一巻あたり、平均3回のエッチシーンあり。つまり、クラナドどころの詰め込み具合じゃないのだ。
まるで亜光速で飛ぶ宇宙船のなかのルームランナーを全速力で駆け足してるような、速いんだか速くないんだか、ひょっとしてそれって止まってるんじゃねーかみたいな駆け足感がある。
おそらく、こんな制約を課せられていたら、どんな優れたシナリオライターでも、ちゃんとストーリーを転がすことはできないだろう。
だいいち、1巻目で3人の姉とよく理由のわからないままエッチしちゃうわけだし。もっとも、手コキ、足コキもエッチのうちに含めると4人とエッチしてることにはなるのだが。


アニメ「姉、ちゃんとしようよっ!」は18禁アニメらしく、姉ちゃん達と乱交しながらストーリーが進んでいく。たぶん原作では、それなりにちゃんとしたストーリーがヒロインごとに用意されていたりはするんだろうけど、尺が足りないのか、それとも原作をプレイした人向けに製作しているのか、このアニメでは説明がいちじるしく不足していたり、明らかな矛盾があったりする。そのなかでも特に目に付いた大きな矛盾点を二つばかり紹介してみたい。


[矛盾その一 姉が仮面ライダーであるにもかかわらず、主人公は完全スルー]


1巻の後半で、海岸を歩いていた主人公、空也はなぞの怪物に襲われる。

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このアニメ、他のシーンはほとんど柊家のなかに限定されている。
いわば、ひだまりスケッチ、苺ましまろみたいな、日常系アニメといえる。いや、それはちょっとだけ強引な説明かもしらんけど。
そんな日常系アニメにいきなりこんな怪物が登場してくるのはあまりに突飛すぎると思う。脳がついていかねえ。
しかし、とりあえず怪物の魔の手から空也を助けてくれたのがコイツだ。



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どう見ても仮面ライダー


どうやら、これは何かの伏線らしい。
その後、家に帰った空也は、怪物のことなんて忘れてしまったみたいに、すぐツインテールの姉とのSMセックスに突入してしまうので、怪物のことも仮面ライダーのこともまったく印象に残らないが。


この伏線が回収されるのは2巻の冒頭。
海岸で金髪の姉と昼間っからコトに及んでいた空也。終わったあとに「中出ししたのに私のことを愛してくれてないわけ?」みたいなことを金髪姉から詰問されるんだけど、そもそも1巻の時点で4人の姉と性交渉しちゃってる人間に道徳を求めても無駄なことだと私は思った。
プリプリ怒った金髪姉が去った後、例の怪物に襲われる。


ane004.jpg
こりゃ確実に死ぬな


倒れる寸前に空也は「な、なんで昼間から(怪物が出てくるんだ)・・・?」とつぶやくのだけれども、そもそもこの怪物は夜間に現れるもの、という決まりでもあったのだろうか?たしかに前回は夜に現れてはいたけど、たった1回の経験を一般化するのはいかがなものか。愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという格言を思い出す。


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空也の危機に現れたのが、姉の一人である巴(ちなみに空也は彼女のことを「ともねえ」と呼んでいる)。



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仮面ライダーによく似たポーズで仮面ライダーみたいな何かに変身するともねえ。
なんと、ともねえは仮面ライダーだった!


ともねえの戦闘を見ているうちに空也は気を失う。


意識を取り戻すと、ともねえの部屋に寝かされていた空也。なぜか、腹の傷も完治していた。傷が治っていることを不思議がる空也に対して、


ともねえ「直ったの、テンシン(転身?)したときのわたしの血を飲ませたから」


空也「へえ、ともねえの血には癒しの効果があるのか。なんだ?すごく調子がいいぞ」


立ち上がる空也。すると調子がいいついでに股間が勃起していることに気づく。


空也「うっわ、ごめん、あわわわわ」


ともねえの上に倒れこむ空也。このシーンは空也の股間が勃起していることを除けば、エヴァでシンジが綾波を押し倒すシーンに酷似。
ともねえの胸をモミモ未する空也。
そして、


gattai001.jpg



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gattai004.jpg



たしかにエッチしたい気持ちは重々わかる。


特にこのともねえは、異常性欲者ぞろいの姉のなかでいちばんの常識人であるから(他の姉たちは空也の部屋でオナニー、部屋に入るとSMファッションでお出迎え、空也をレイプする、などネジが2,3本抜けてるようなのばっか)。
そんななか唯一まともな「ともねえ」とエッチしたいのはわかるが、しかし、その前に聞くべきことがあるだろう。なぜともねえが仮面ライダーだったのか、私は結局わからずじまいだったんだが・・・・・・。



[矛盾その二 「お前が言うな!」]


1巻につき、最低でも3回以上はエッチシーンのあったこのアニメであるが、どうやら4巻はストーリーを重視してみたらしい。というのも、この巻はエッチシーンがたったの1回(それも一人とのエッチ)しかないからだ。


この4巻のヒロインが彼女。


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柊高嶺 (ひいらぎ たかね)。空也のことは「イカ」と呼んでいる。察するに彼がイカ臭いからであろう。そりゃ、あれだけやりまくればなあ。


高嶺がこの巻のヒロインであり、ストーリーも彼女中心に回っていくのだが、一応断っておくと、空也は彼女と1巻の段階でコトを済ませている。怪物に襲われたあと、SMセックスにふけっていた相手が彼女だ。なので、いまさら高嶺とエッチできたところであまり目新しさはない。


少し話はズレるんだけど、この4巻の冒頭に空也のモノローグ(独白)があるが、ちょっとこれは見過ごせないと思うので取り上げてみる。


空也「(最近)姉たちとの生活もだいぶ落ち着いてきた」


いままで、彼は毎日のように、複数の姉たちと性交してきたんだが、これを「落ち着いた生活」と呼んでいいものなのだろうか。どうも「落ち着いた生活」という言葉に対するイメージが空也と私では180度くらいは違っているみたいだ。


それはともかく、この高嶺には好きな男がいるらしい。それがコイツ。



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中年親父。名前は壬生誠。


この海洋学者のおっさんは、柊家にときどき遊びにくる間柄らしい。アニメ見てる限りでは、このおっさんと柊家の関係がよくわからなかったので、ちょっとWiki見てみたら「壬生誠 空也の実の父親。」という衝撃の事実が判明した。しかし、アニメではその事実に毛ほども触れていないので、こちらもそれにならってスルーしたいと思う。


高嶺は壬生にほれているが、壬生のほうにその気はないらしい。そんなある日、高嶺は壬生さんにデートに誘われる。で、空也はそれを尾行することに。


夜の海岸。二人は話をしている。それを空也は遠くから見ている。
「あなたのことは愛していないけれども、一晩だけの思い出ならあげることはできる」みたいなことを言って、高嶺を押し倒す壬生。
そこに「姉貴ぃぃぃ、ちょっと待ったァァァっ!」の声。空也だ。



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「壬生さん、好きだって言うんならいざしらず、とりあえず『いただき』なんて、そんな考えで姉貴を自由にはさせませんよ」


空也は言う。「愛のないセックスは駄目だ」と。
それは確かに正論だ。しかし、お前だけには言われたくない。


今まで空也がセックスしてきた姉たちのうちで、空也が愛情と呼べるものを表現したのは唯一、要芽だけ。他の姉に対しては愛情なんてひとかけらも見せることなくセックスに及んでいる。


この「姉貴ぃぃぃ、ちょっと待ったァァァっ!」のシーンの後に、高嶺とのエッチシーンがあるんだけど、これは愛情のあるセックスなんだろうか。
空也が高嶺に対して愛情を見せたところ。そんなのあったか?ひょっとしてアレかなあ。空也がトイレに入ったら高嶺がいて、彼女がおしっこするところを間近で見るシーンが4巻の冒頭にあるんだけど、アソコが実は愛情表現のメタファだったりとか?



この二つのほかにも、説明不足なところが多々あって、たとえば、一人が弁護士であることだけはわかるんだけど、他の姉たちの職業は結局、最後まで私はわからなかった。まあ、家のなかだというのに、なぜかずっと制服を着ている女の子がいるんで、これは高校生かなんかなんだろうなあとは思ったけど。


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ゲームの主人公に変な名前をつけてしまうのは自分の責任じゃない

『ドラクエ』の主人公に自分の名前を付けられますか?|やまなしなひび


ああ、この感覚はとてもよくわかります。


私もゲームの主人公に自分の本名をつけることはまずないです。なんか恥ずかしいんですよね、自分の名前をつけるのって。
これは子供のころからそうで、ゲームの主人公に自分の名前つけたことってほとんど記憶にないです。
それにドラクエみたいな西洋ファンタジー風の舞台になってると、自分の名前つけるのって変じゃないですか。まわりがみんな「ナビィ」とか「サリア」みたいに西洋風な名前なのに、こっちだけ「万五郎」とか純日本風の名前つけたら、あきらかに浮いてるわけですし。戦国ランスの逆バージョンみたいな、北斗の拳のケンシロウみたいな、そんな違和感があるわけです。


だから、舞台が西洋ファンタジー風のものだと、すべて「リル」ってつけてます。この「リル」っていうネーミングに対しては別に何の思い入れがあるわけでもなく、ただ単にコレが西洋ファンタジー風の名前だからつけてるだけの話です。
別にデフォルト設定の名前使うっていう手もあるわけですけど、やっぱりそれだとちょっとつまらないので。


しかし、最近気づいたんですけど、ゲームの主人公に「リル」なんていうファンシーな名前をつけてることを何かの拍子に、友人知人に知られたとしたらどうだろう、と。それって、実はかなりこっ恥ずかしいことなんじゃないかと。


別にこっちはそんなに強い思い入れがあって「リル」と名乗っているわけではなくても、向こうさんはそう思ってはくれないでしょうし。だって、ほとんど全てのゲームでこの「リル」っていう名前を使ってるわけですから。よほどこの「リル」に思い入れがあるんだな、コイツと思われるに決まってます。


「前世では吟遊詩人をしていたリルです。竜の塔を一緒に探索した、戦士のシオン、魔術師のタクトを探しています。心当たりのある方はご一報ください。」みたいな痛々しいヤツだと思われるんじゃないか、それが最近、心配です。


本当は架空の名前なら架空の名前で、「亀吉」とかつけたいです。一生懸命、丁稚奉公しそうで、とてもいい名前だと私は思う。
だけど、西洋ファンタジーに亀吉はそぐわない、それが問題なのです。

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意外と知らない日本刀の正しい差しかた

人間というものは、普段からよく目にしていることを、案外ちゃんと覚えていなかったりするもんです。
何度も見ているはずなのに、いざ思い出そうとすると思い出せない。そんな経験は誰にでもあるんじゃないでしょうか。


てなわけで、今まで何度も見ているはずなのに見えてない例として、今回取り上げてみたいのは「日本刀の正しい差しかた」です。


ご存知のとおり、日本刀には反りが入っていて、片方が刃、片方が峰になってますが、武士が腰に日本刀を差すときに、どっち向きで差すのが正しいのか、ってことです。


つまり、


katana002.jpg

こんなふうに刃が下向きか、



katana001.jpg

それとも、刃が上向きか、ってことです。


自分は「たぶん、こっちが正しい」と今まで思いこんでたんですけど、アニメなんかを見ていて「あれ?ひょっとして、こっちが正しいの?」と疑問に思ったんで、今回調べてみました。


それで調べた後に、周囲の何人かに聞いてみたんですけど、どっちが正しいかわからない人が多かったです。よく理解してないのは自分だけかと思ってたんですけど、どうもそうじゃない模様。


さて、刃が下向きと上向き、どっちが正しいかわかりますか?


てなわけで、













































それじゃ、正解発表です。


つーか、先に謝っておきます。思わせぶりなことを書いちゃって、ごめんなさい。


実は、これ、どっちも正解です。


以下で説明。


日本刀には太刀(たち)と打刀(うちがたな)の二種類があります。太刀は主に馬上での戦闘を想定しているため、長く、反りが強いものが多い。それに対して、打刀は地上戦闘用に作られているので、反りがなだらかで、抜刀しやすいようにできています。


そして、この太刀と打刀では携帯の仕方が異なっています。


太刀は刃を下(地面の方)へ向けて専門用具で腰につる。これを佩(は)くという。これに対し打刀はいつでも簡単に抜けるようにするため、腰の帯に差す。これを帯刀する(帯びる)という。室町時代後期は太刀とおなじく刃を下にしていた。これを天神差しという。それが、江戸時代初期に刃を上にするようになった。(そのため打刀の銘は左にほどこしてあり、飾るときも刃を上にして銘がある刀表を見せるようにする。)ただし乗馬の際には刀の鞘のコジリが馬に当たると馬がいうことを聞かなくなる恐れがあることから、天神差しにするという。

参考:打刀 - Wikipedia


つまり、時代によって変わるんですね、これ。
江戸時代初期までは、刃を下にする(天神差し)、江戸時代初期からは刃を上にして差す。


戦国時代を扱った大河ドラマを何本か試しに見てみたんですけど、たしかに、刃を下にして差していました。


katana009.jpg
風林火山



これはいわゆる打刀だと思いますが、太刀と同じように刃を下にして差しています。
ただし、これには例外もあります。
戦国無双というゲームに出てくる明智光秀は日本刀を差しているんですが、大河ドラマとは逆で、こんなふうに刃を上にしてます。










akechi.jpg


もっとも、戦国無双にちゃんとした時代考証を求めても意味がないような気はしますけど。
全裸で歩いている人に向かって髪の寝癖を注意しているようなむなしさを感じます。
なにしろ、薄幸の美女というイメージのお市が信長のという部分だけをクローズアップされ、ロリロリの妹キャラに変換されちゃうようなゲームですし。しかし、あのお市は気色悪かった・・・・・。


次に見てみるのが銀魂です。


銀魂が西暦でいうと何年くらいのお話なのか、よくよく考えてみるとわからないんですけど、とりあえず、あれは幕末をモチーフにしてます。


だから、刃のほうが上向きなわけです。


katana003.jpg


ちなみに、銀時は木刀を差していますが、真選組と同じ反りの方向で差しています。


katana004.jpg


銀魂の例だけだとちょっと信憑性がないかもしれないので、一応、書いておくと、大河ドラマの新撰組も同じような刀の差しかたをしてました。


ところで、私は今まで、日本刀は刃を下向きにして差すのが正しいと思ってました。つまり、江戸以前の差しかたのほうが正しい日本刀の差しかただと思ってたわけです。


こうして時代ごとによって差しかたが違うのがわかってみると、どっちが正しいと思っていたかで、その人がそれまでに見てきた時代劇が推測できたりするのかもしれません。
つまり、刃が下向きだと思っていた人は、戦国もの、もしくは源平ものをよく見てきた人だし、刃が上だと思っていた人は、幕末もの、または大岡越前、遠山の金さんといった、江戸の時代劇に慣れ親しんでいた人。まあ、こういった感じで。


ちなみに、漫画のバガボンド。


アレの時代はちょうど江戸初期にあたるわけですけど、ちょっと漫画を確認してみたら、刃を上向きにして差していました。
しかし、有名な宮本武蔵の人物絵を見てみると、どうも刃が下向き(つまり、天神差し)にしているように見えます。

剣聖 宮本武蔵
(反りがあまりないのでわかりにくいですが)

しかし、ウィキの宮本武蔵の項に出てる絵では、逆に刃が上向きに。

宮本武蔵 Wikipedia


このウィキの絵は江戸末期に描かれたものらしいので、刃が上向きなのは、そうした時代的な理由もあるのかもしれないです。
まあ、正直なところ、どっちが正しいのかはよくわからないんですけど、これ。


また、戦国時代とか江戸時代に関係なく、日本刀が出てくる漫画、アニメがありますが、そういうのを見ているとどうも刃が上向きになってることが多いようです。


B000WOYF2SPortrait.Of.Pirates ワンピースシリーズNEO-3 ロロノア・ゾロ
メガハウス 2008-02-02

by G-Tools



他にもいくつか確認してみたんですけど、自分の見た限りでは、すべて刃が上向きになってました。要するに江戸以降の差しかたです。


katana008.jpg
ぱにぽにだっしゅ!



さて、なぜ、江戸初期に刀の差しかたが上下逆になったかという話なんですけど、これは平地での戦闘が主になったからだそうです。なんでも、刃が上向きのほうが抜刀しやすいとか。
うーん、実際に日本刀を触ったことのない人間からすると、刃が下向きのほうが、なんとなく抜刀しやすい印象があるんですけど。


それはとりあえず、抜刀術(居合)といえば、るろうに剣心なわけです。普通はそうでしょう。


katana005.jpg


るろうに剣心は幕末、明治初期を舞台にしているので、当然、刃は上向きです。
あ!これは逆刃刀だから、刃は下向きでした。まあ、反りが銀魂とかと同じってことで。


ところで、るろ剣に天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)という、無駄に長い名前の必殺技があるんですけど、これは抜刀術です。


るろ剣のなかでは抜刀術がいちばん速いということになってるんですけど、これはどうなんだろうと前から疑問に思っていました。片手しか用いず、しかも鞘との摩擦も生じる抜刀術(居合)が最速であるってのは、どうも納得がいきません。
そもそも漫画に整合性を求めるのもどうかと思うんですけど、こういうのが気になるタチなので。

江戸時代から、(居合は)本当に剣術に対抗できるのか、存在意義はあるのか、といった論争がある。「身に着けないよりは身に着けておいたほうが良い」と言ったものから、「居合は近間の飛び道具(のように恐ろしいもの)である」といった高い評価まで各種の論がある。居合の初撃・発剣(抜き打ち・抜き附けなど)にはかなりの速度があり伸びもあるのだが、片手打ち[1]であるためどうしても諸手の威力には敵わない。[2] 護身用・危機回避のための技術であり、積極的に使うものではないと考える流派が多い。

参考:抜刀術 - Wikipedia


これを読むと、江戸時代からそういう疑問は持たれていたみたいです。


実際の抜刀術がどうしても見たくて、YouTubeとかでいろいろ見てたんですけど、お爺ちゃんが登場してきてスローモーションで抜刀、「えいやー」と掛け声かけて袈裟切り、これなら自分でもできそう、みたいな動画しかなくてがっかりしてたんですけど、そんな中、武術家の甲野善紀先生の居合がありました。





残念ながら、天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)は見せてくれないんですけど、それでも、こりゃ、すげーや。

もともと、甲野先生のファンだったこともあるんで、贔屓目で見てるのかもしれないですけど、速い、速い。
なるほど。居合っていうのはスゴい技術なんだなあと感服しました。


しかし、いちばん最初の演舞がもし寸止めでなかったら、甲野先生が明らかに刺し殺されているように見えるんで、やはり居合ってのは、そう積極的に使うものではないみたいです。



4088741714るろうに剣心 22 完全版―明治剣客浪漫譚 (22) (ジャンプコミックス)
和月 伸宏
集英社 2007-05-02

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B000OPPRF4甲野善紀身体操作術
藤井謙二郎
アップリンク 2007-05-25

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スクランの沢近の顔がどんどんバタ臭くなってる件

スクランの沢近の顔が徐々に、しかし確実に変貌を遂げているので、ここで報告しておきたい。



sa001.jpg
最初のころの沢近さん。素直にかわいいと言える、それが大事。



sa2.jpg
最近の沢近さん・・・・・。





sa3.jpg
最近の沢近さん。これだけ見ると北斗の拳っぽい。



初期型に比べて最近のは、どうも顔がバタ臭い。
(注)バタ臭い。バター臭いの略。西洋っぽい、西洋かぶれの意味で使われる。死語。


スクランのなかで、この沢近ってとても好きなキャラだったんだけど、このバタ臭さには正直、閉口する。受け付けない。


バタ臭い、バタ臭いと、今まで一度も使ったことのない言葉を使いまくっているわけで、この用法が正しいのかどうかすら、実はよくわかっていなかったりするんだけど、まあ、それはさておき、この沢近って、よくよく考えてみれば、イギリス人と日本人のハーフという設定になっているので、顔がバタ臭いのは当然のことだ。


白人の血が流れているキャラが、白人っぽく見えるように描かれているのは、漫画家の努力としてまっとうなものだろう。それはわかる。
だけど、これがかわいいとは思えないのも事実。
初期型のほうが、個人的にはずっと好きだ。


漫画でも、アニメでも、エロゲーでもいいけれども、外人キャラと日本人のキャラの顔がほぼ同じってのはよく目にする。
たとえば、高町なのはとフェイトとか。
(そういえば、そもそもフェイトって何人なんだろう?日本人とか外国人とかいう前に、彼女は人間ですらないような気がするけど)


フェイトが何人かという問題はとりあえず、日本人以外は全部外人という乱暴な論理で片付けることにして、外国人であるはずのフェイトと日本人のなのはは、ほぼ同じ顔で描かれている。
違いといえば、フェイトの髪の毛が金髪になっていることくらいのもんで、もしこれを黒髪にしてしまえば、なのはとフェイトのどっちが日本人でどっちが外国人なんだか見分けがつかない。


それから、もう一つ例をあげておくと、「君が主で執事が俺で」に出てくるメイドの二人は外国人という設定だったんだけど、私がそれに気づいたのは「ウチのメイドは外国人が多いから」みたいなセリフが実際に出てきてからだった。ぜんぜん、外国人には見えなかったし、あの二人。たしかに変わった名前だったけど、なぜか漢字が使われていたので、外国人だとは思わなかった。


君が主で執事が俺で キャラクターセレクト
(このなかで「外人」なのは、右下と左下。上の真ん中は金髪碧眼だけどれっきとした日本人)

もっとも、きみあるの場合はなのは×フェイトとは違って、キャラごとに顔は違ってはいる。目が吊り目だったり、丸っこかったりはする。
だけど、その描きわけは写実性によってるわけじゃない。もし写実性があるのなら、日本人と外国人の区別がつかないなんてことはありえないわけだし。


こういう言い方であってるのかどうかわからんけど、見ている側と絵師のあいだに、暗黙の了解があって、その了解の範囲内で変化をつけているように思える。


初期のスクランもまた、そうした了解の範囲内での絵だったように思う。
沢近は吊り目で描かれてはいたけれど、他の日本人キャラ、天満とか周防とかと比べて、とくに外国人っぽいわけじゃなかった。沢近の外人っぽさってのは、ただ単に髪が金髪として記号的に示されるだけのことだった。


それが徐々に外人っぽい絵になっていく。具体的に言えば、線が男性的、直線的になってる。
これを写実性と呼んでいいのかどうかはわからないけど、たしかに初期に比べればはるかに外人っぽい。


で、最初に書いたように、どうもこれが受け付けない。かわいいと思えない。


髪型、髪の色が違うだけで、顔は全部同じっていうキャラデザインってよくあるし、またそれはよくからかわれたりもする。
だけど、この沢近みたいに、あらかじめ了解された範囲から外れたものって、たとえそれが間違っているわけではなくても受け付けないもんだなあ、と自分で自分の感覚が面白かったので書いてみた。




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