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スクールランブル:烏丸の記憶が失われることの意味

この記事はもともと2ヶ月くらい前に思いついてたんだけども、ぼーっとして書くのを忘れてたら、いつのまにかスクラン終わってた・・・・。
さらにぼーっとしてたら、スクラン終わってから、相当の日にちがたってた・・・・・。


てなわけで、早めに書いておかないと、そもそも、何を書くつもりだったのかすら忘れてしまいそうなので、今のうちに書いておきます。



[烏丸の病気]

この漫画の最後のほうで、烏丸がなにやらワケのわからん病気になってしまう。なんでも、記憶を失くしていく病気らしい。たぶん、アルツハイマーかなんかなんだろうけど、よくはわからない。


記憶と感情を失っていく烏丸を天満が看病して、この二人はめでたく(と言えるのかはわからないけど)結ばれる。こういう流れで、スクールランブルは「一応」、終わる。


この烏丸の病気はとってつけたような感もあるし、ハッピーエンドを含んだバッドエンドとしての描き方としてはどうなんだろうと疑問に思わないでもない。つまり、上手い終わらせ方ではないのかもしれない。だけど、この終わらせ方が自分にはなかなか興味深かった。
どこをどう興味深く感じたのかということを説明するために、ちょっとこの漫画の人間関係を軽く振り返ってみたい。



[この漫画の基本になる三角関係]

schoolrumble001.jpg

まず、初期の段階で物語を支配しているのが、この三角関係。


播磨→天満→烏丸
この流れで恋愛感情が流れていて、この二つはともに片思いになってる。
初期の段階では、この三角関係が主流なわけだけど、播磨も天満も、ともに自分の思い込みで暴走して自滅するパターンが多い。
ちなみに、スクランを初めて読んだときに驚いたのは、ラブコメなはずなのに、恋愛対象との会話がほとんどないことだった。播磨も天満も、ほとんど自分の主観(思い込み)のなかで暴走していて、その恋愛対象との会話(播磨だったら天満、天満だったら烏丸)がほとんど描かれてない。
もし、恋愛関係における感情のすれ違いを描くのがラブコメだとしたら、初期段階のスクランは明らかにラブコメじゃなかった。むしろ、ギャグ漫画とでも呼んだほうがいいのかもしれない。



schoolrumble004.jpg


物語が進むにつれて、烏丸ー天満ー播磨の三角関係は物語の遠景に追いやられ、代わりにこの三角関係が表に出てくる。


播磨は一途に天満のほうを見ているが、その播磨に沢近と八雲が想いを寄せている。
ここらへんになってくると、恋愛対象とのすれ違い、またそれによる嫉妬などが描かれるようになり、普通のラブコメっぽい展開が多くなってくる。だいたい、17巻あたりなんて、典型的にそうかもしれない。


ただ、この三角関係を成立させているのは、播磨があいも変わらず、天満を想い続けているというところ。もし、播磨が天満を諦めて、沢近なり八雲なりに想いを寄せてしまえば、この三角関係は崩れてしまうわけだから。
ということで、結局、遠景に退いてはしまったけれど、最初の三角関係が強固に成立しているからこそ、この二番目の三角関係もまた成り立っているということが言える。


それでは、その最初の三角関係はどのような方法で均衡を保っているのか?



[スクラン的三角関係の均衡理論]

schoolrumble002.jpg


まず一つ目の方法。烏丸を空虚にしてしまう。


この烏丸というのは、読者からすると本当に理解できないキャラであって、ほとんど人間味を感じさせることがない。何を考えているのか、そもそも意思の疎通が可能なのかすらあいまいだ。
そのうえ、播磨のパンチを華麗にかわしてみせるわ、実は売れっ子漫画家だわで、超人的である。人間というよりも宇宙人に近い。(そういえば、実は烏丸は宇宙人だったという夢オチがあったっけ)
感情というものを持っているのかどうかすらあいまいな空虚な存在だ。


そして、烏丸という存在が空虚だから、天満の想いは常にかなえられることがない。叶えられたとしても、あくまで部分的な願望が充足されるにすぎない。
こうして、天満の想いは宙に浮いてしまう。



schoolrumble003.jpg


二番目。異常に忘れっぽい播磨。


天満が実は烏丸のことを好きなのだと播磨が気づくのは、2巻の段階である。
ものすごく早い段階で、そのことに気づいているわけだ。


それなのに、播磨はそのことを忘れてしまったかのように、何度も「天満が実は自分のことを好きなんじゃないか」と勘違いする。
播磨がバカだから勘違いしている、という設定になっているのだとは思うが、バカにも程ってものがある。播磨の振る舞いは、「天満が烏丸を好きだ」という事実を忘れているようにしか見えない。


そして、播磨は繰り返し「忘れること」によって、天満を想い続けるのだし、このことによって、一番目と二番目の三角関係は維持されている。



[すべてが反転されて終わりを迎える]


こうしてみると、烏丸が記憶を失っていく病気になったことには二つの意味がある。この二つは、今までこの物語の人間関係を維持してきたものをちょうど反転させた格好になっている。


まず、烏丸が病気になったことだけど、これは、今まで超人的で人間味を感じさせなかった烏丸というキャラが、われわれと同じ生身の肉体を持った普通の人間であることを示している。
烏丸という空虚な存在に実体を与えることで、天満の想いも届くようになった。


そして、次に烏丸が記憶を失って天満と結ばれること。
これは播磨が何度も忘れてしまうことによって、恋愛関係を宙に浮かせていたことをちょうど反転させている。
播磨とは逆に、烏丸は記憶を失うことによって、天満との未然関係に決着をつけた。


こんなふうに考えると、この終わらせかたはなかなか面白いし、また洒落てるなあと思ったので書いてみた。



School Rumble Vol.21 (21) (少年マガジンコミックス)

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スクランの沢近の顔がどんどんバタ臭くなってる件

スクランの沢近の顔が徐々に、しかし確実に変貌を遂げているので、ここで報告しておきたい。



sa001.jpg
最初のころの沢近さん。素直にかわいいと言える、それが大事。



sa2.jpg
最近の沢近さん・・・・・。





sa3.jpg
最近の沢近さん。これだけ見ると北斗の拳っぽい。



初期型に比べて最近のは、どうも顔がバタ臭い。
(注)バタ臭い。バター臭いの略。西洋っぽい、西洋かぶれの意味で使われる。死語。


スクランのなかで、この沢近ってとても好きなキャラだったんだけど、このバタ臭さには正直、閉口する。受け付けない。


バタ臭い、バタ臭いと、今まで一度も使ったことのない言葉を使いまくっているわけで、この用法が正しいのかどうかすら、実はよくわかっていなかったりするんだけど、まあ、それはさておき、この沢近って、よくよく考えてみれば、イギリス人と日本人のハーフという設定になっているので、顔がバタ臭いのは当然のことだ。


白人の血が流れているキャラが、白人っぽく見えるように描かれているのは、漫画家の努力としてまっとうなものだろう。それはわかる。
だけど、これがかわいいとは思えないのも事実。
初期型のほうが、個人的にはずっと好きだ。


漫画でも、アニメでも、エロゲーでもいいけれども、外人キャラと日本人のキャラの顔がほぼ同じってのはよく目にする。
たとえば、高町なのはとフェイトとか。
(そういえば、そもそもフェイトって何人なんだろう?日本人とか外国人とかいう前に、彼女は人間ですらないような気がするけど)


フェイトが何人かという問題はとりあえず、日本人以外は全部外人という乱暴な論理で片付けることにして、外国人であるはずのフェイトと日本人のなのはは、ほぼ同じ顔で描かれている。
違いといえば、フェイトの髪の毛が金髪になっていることくらいのもんで、もしこれを黒髪にしてしまえば、なのはとフェイトのどっちが日本人でどっちが外国人なんだか見分けがつかない。


それから、もう一つ例をあげておくと、「君が主で執事が俺で」に出てくるメイドの二人は外国人という設定だったんだけど、私がそれに気づいたのは「ウチのメイドは外国人が多いから」みたいなセリフが実際に出てきてからだった。ぜんぜん、外国人には見えなかったし、あの二人。たしかに変わった名前だったけど、なぜか漢字が使われていたので、外国人だとは思わなかった。


君が主で執事が俺で キャラクターセレクト
(このなかで「外人」なのは、右下と左下。上の真ん中は金髪碧眼だけどれっきとした日本人)

もっとも、きみあるの場合はなのは×フェイトとは違って、キャラごとに顔は違ってはいる。目が吊り目だったり、丸っこかったりはする。
だけど、その描きわけは写実性によってるわけじゃない。もし写実性があるのなら、日本人と外国人の区別がつかないなんてことはありえないわけだし。


こういう言い方であってるのかどうかわからんけど、見ている側と絵師のあいだに、暗黙の了解があって、その了解の範囲内で変化をつけているように思える。


初期のスクランもまた、そうした了解の範囲内での絵だったように思う。
沢近は吊り目で描かれてはいたけれど、他の日本人キャラ、天満とか周防とかと比べて、とくに外国人っぽいわけじゃなかった。沢近の外人っぽさってのは、ただ単に髪が金髪として記号的に示されるだけのことだった。


それが徐々に外人っぽい絵になっていく。具体的に言えば、線が男性的、直線的になってる。
これを写実性と呼んでいいのかどうかはわからないけど、たしかに初期に比べればはるかに外人っぽい。


で、最初に書いたように、どうもこれが受け付けない。かわいいと思えない。


髪型、髪の色が違うだけで、顔は全部同じっていうキャラデザインってよくあるし、またそれはよくからかわれたりもする。
だけど、この沢近みたいに、あらかじめ了解された範囲から外れたものって、たとえそれが間違っているわけではなくても受け付けないもんだなあ、と自分で自分の感覚が面白かったので書いてみた。




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ツンデレにツインテールが多い理由

今回はタイトルどおり、ツンデレにツインテールが多い理由を探っていこうということなんですが、一つ注意。

あまり真面目に読まないでください。
万が一、これを真面目に読んでしまうと、読み終わった後に、タンスの角で足の小指をぶつけたときのような、行き場のない怒りに襲われる可能性があります。
かる~い気持ちで読むことを推奨します。
どれくらい軽い気持ちかというと、漫画の表紙の裏についてる漫画家のコメントを読むときのような、読んでるんだか読んでないんだかわからないような、そんな感じで。

それじゃ、適度にかる~い気持ちになってもらったところで、考察始め。


[ツンデレにツインテールが多い理由]
ツンデレにはツインテールが多い。
らき☆すたで、「ツンデレはやっぱツインテールでしょ」というこなたのセリフがあったように、この事実は誰の目にも明らかである。
なぜツンデレにツインテールが多いのだろうか?

まずは、ためしに、二、三の「ツンデレ+ツインテール」キャラを挙げておく。

tsundere2.jpg
遠坂凛(fate/stay night)

tsundere3.jpg
柊かがみ(らき☆すた)

tsundere1.jpg
沢近愛理(スクールランブル)


この他にも「ツンデレ+ツインテール」キャラなんて腐るほどいるだろうと思う。
ケロロ軍曹の夏美なんかもそうだろうし、ローゼンメイデンの真紅なんかもそう。
私はエロゲーはあまりやらないので、そっち方面(たとえば、Kanonの沢渡真琴とか)も含めれば、ツンデレ+ツインテールは相当数いるのだろう、と思う。

「え?真紅がツンデレ?」と疑問に思われたかもしれないが、実は、この論考で使う「ツンデレ」の概念は極めて広いものである。
「ちょっとツンデレっぽいよね」くらいのキャラでも全然オーケー。
とにかく、ちょっとでもツンツンしてれば、それはツンデレだということにして話を進めたい。
なぜ、そんないい加減な定義でもいいのかは、最後まで読んでもらえば分かると思う。

それでは、まずツインテールという髪型について話を進めたいと思う。

ツインテール ウィキペディア(Wikipedia)

これによると、「ツインテールという呼称はオタクサブカルチャー間だけで発祥し広まった俗語であるため、正式な髪型の呼称では無い」らしい。

確かに、現実にツインテールにしてる女性を見ることはマレである。
というか、私の場合、中学生以上の女性でツインテールにしてる人をいままで見たことがない。

小学生であればいないこともない。
私は普段、小学生女子を求めてカメラ片手に校庭を徘徊したりする趣味がないので、そんなに確かなことはいえないが、やっぱりツインテールは小学生まで、なんじゃないだろうか。

このウィキペディアの記事にも、

この髪型(ツインテール)は、かつてはアニメや漫画において美少女キャラクターのロリータ性を強調する「記号」という認識で使われていたが、近年ではツンデレキャラクターに適用されるケースも多くなった。


とあるように、ツインテールという髪型は、もともと「年齢が若い」ことを示す記号として使われていたようである。

リアルな世界では、女子高生くらいの年齢でツインテールというのは、まずありえないだろうし、やっぱり小学生くらいまでの髪型だ、と認識されていたのは確かだろう。

さて、ここではツインテールが「幼児」であったり、「ロリ」を意味する記号だということは押さえておきたい。

しかし、なぜそうした「年齢が若い」ことを示す記号であるツインテールがツンデレに用いられることになったのだろうか。

ツンデレキャラがデレデレしている状態というのは、見ようによっては幼児的でもあるため、ツンデレにツインテール(幼児的)、というのは一面だけみれば確かに有効な使いかたともいえなくはない。
また、ツンデレには性格が意地っ張りなキャラも相当見受けられるため、こうした面でも幼児的である、とは言える。

ツインテールという髪型が「幼さなさ」を指し示す記号として機能しているのは確かなのではないだろうか。

しかし、ツインテールはそうした「幼」の記号付けだけを意味しているのではない、と私は思う。

たとえば、上にあげた沢近と遠坂。
彼女らは決して「幼」のキャラではない。
沢近は意地っ張りなところはあるものの、どちらかといえば大人びた少女だ。
遠坂は責任感が強く、また自分をしっかり持っているキャラであって、彼女の年齢からすれば相当に大人であると思う。

そんな彼女たちがどうして、「幼」を意味するツインテールという髪型をしているのだろう?
もちろん、そのギャップが萌えるからだ、という言い方もできるのではあるが、ここはツインテールには、もう一つの意味が付与されているのだ、と考えるべきである。
いや、そう考えないと話が前に進まないので、無理にでもそう考えることにする。


ここで一つ、他の髪型を参考にしてみることにしよう。

たとえば、ポニーテールという髪型がある。
この髪型をしている女性キャラには、「活発」「性格が明るい」とかの属性がつけられることが多い。
なぜか?
それは「ポニー(小型の馬)」+「テール(しっぽ)」という語源から、ポニーテールには、牧草地を駆け回っている馬のイメージがついているからである。
そういうイメージが無意識にあるので、この髪型には、どことなくさわやかで躍動するようなイメージがある。

それではツインテールが背後に隠し持っているイメージはなんだろう?
ツインテールにも、ポニーテールと同じく、何らかの象徴が隠されているような感じがしてならない。
「そんな感じは全然しない!」とかいわれると話が先に進まないので、ここは無理やりにでも、そんな感じがすることにしておく。

しかし、ツイン(二つの)テール(しっぽ)を持っている動物なんて、たぶんいないだろう。
いや、確実にいないだろうし。
これはなかなかの難問である。

そこで私が注目したのは「リボン」である。
上記の三人のツンデレ+ツインテールはいずれもリボンをつけている。

tsundere2maru.jpg

tsundere3maru.jpg

tsundere4.jpg


この三人に限らず、ツインテールにしているキャラのほとんどは、結び目のところにリボンをつけている。
電脳コイルのイサコのように、リボンなしのツインテールもあるにはあるが、これはあくまで少数派だろう。

普通、高校生くらいの女子がリボンをつけるなんてことは、まずありえない(つまりリボンもまた「幼」の記号である)わけであるが、どういうわけか、ツインテールのキャラはリボンをつけている。
このリボンが一つのポイントであるように、私は思う。

ここは、こんなふうに考えてみたらどうだろう。
「リボン」を二つの突起物とみなすのである。

つまり、ツインテールのキャラは、「頭部」に「二つの突起物」を乗せた状態である、と考えてみよう。

そこまで考えれば、ツインテールに込められた無意識的なイメージというものにも答えはでるのではないだろうか。

頭部に二つの突起物を持つ動物・・・・・・。
いや、これはイメージの問題であるから、なにも動物に限定することはないのである。
たとえば、想像上の生き物であったりしてもよい。

つまり、ツインテールにこめられたイメージというものは・・・・・・・、


















oni1.jpg



oni2.jpg



oni3.jpg
鬼である。


ツンデレキャラになぜツインテールが多用されるのか、それは日本人の深層心理に潜む「鬼」のイメージによるものである。

鬼という異界の者にして異形の者に対する、恐れや不安。
われわれの日常の論理では解しがたい非日常の感覚。

そうした、鬼のイメージをツインテールという髪型で表わしていたのである。
作ってる側も、それと意識することもないままに。

遠坂という精神的に成熟している人間に、「ツインテール」「リボン」と「幼」を意味する記号を二つもつけているのは一見すればおかしいことのように見える。
しかし、ツインテールが鬼の隠微な象徴なのだということに思いいたれば、このツインテール+リボンが「非日常性」「近寄りがたさ」「(非日常的なものに対する)恐れ(畏れ)」という意味を付与していることに気づくはずである。

こうしてみると、ツインテールというものは「幼児性(ロリ)」と「非日常性(近寄りがたさ)」という二つの意味を持ち合わせていることになる。
つまり、ツンツンは鬼の、デレデレは幼児のイメージ。

この二つのイメージを視覚的に、また無意識的に認識できるから、ツインテールはツンデレと相性がいいのだ、というのがこの文の結論である。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん。
あるとき、ふと思いついたことを書いてみただけなんで、あまり、まともにつっこまれると、こっちも困るんですけど・・・・・。

たとえば、「頭に二つ突起物があるっていうなら、別に牛だっていいじゃねぇか」みたいな、ね。
う。
そういうまともなツッコミは身にこたえるわ。
痛い、痛い。

まあ、はっきり言って、ツンデレ+ツインテール=牛
でも良かったんですよ。
なにせ、牛というのは、農耕に使われるおとなしい動物であると同時に、闘牛のような荒々しいイメージもあるので。
だけど、やっぱり、ここはツンデレ+ツインテール=鬼!のほうが面白いかなー、と思ったもんで。

ところで、鬼になぜ角があるかってことを皆さんはご存知だろうか?

鬼はなぜトラ柄のパンツをはいてるのか?

調べてみると、古くから伝わる鬼門という方角からきてるそうです。鬼門とは今でいう北東のことで、中国の伝説では、鬼(亡霊)が出入りする方角として嫌われていました。その風習が奈良時代の日本に伝わり、鬼門の方角には玄関や井戸を作ると良くないとか、万事に忌み嫌われる方角となったんだそうです。そして、日本では北東の方角を十二支であらわした方位で『うしとら=丑寅』と呼びました。ここから鬼のイメージは生まれたんです!
だから、鬼の頭にはえている角は『丑=牛』の角をイメージしたもので、パンツの柄には『寅=虎』のイメージがついたんだそうです。


ということなんで、鬼の角ってのは、もともと牛からきてるらしい。
だから、ツンデレのツインテールは、牛の角でも鬼の角でも同じってことで。

ところで「今回の話を思いついたのはコレを見たからだろ」って言われるかもしれないけど・・・・、


akira.jpg
小神 あきら(らき☆すた)


全然、違います。


この「ツンデレ=ツインテール=鬼」説を思いついたのは、ある有名なツンデレキャラが角をつけてたから。
その有名なツンデレってのがこれ。





tsundere5.jpg
惣流・アスカ・ラングレー(エヴァンゲリオン)

まあ、綾波にもついてますけどね、角・・・・・。
シンジにすらついてますけどね、角・・・・・・。

ところで、私はこの頭につけてる角の正式名称をいまだに知らなかったりして。


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「巨乳=バカ」説をアニメで検証してみた(1)コードギアス、スクラン

コードギアス女性キャラのBサイズ


女子たちのBサイズは、

ミレイ>カレン>ユフィ>シャーリー>C.C.>ニーナ>ナナリー>神楽耶  



私は品行方正なジェントルマンなもんで、この不等号を穴があくまで凝視していたんですけど、そうして忘我の境地にふけっているうちに、


「そういえば、昔、巨乳はバカだ、って言われてたな」


ってことを、ふと思い出した。


「巨乳はバカだ」という説を、いったいどれくらいの人が聞いたことがあるのか、まったく見当がつかないんだけれども、とにかく、私はそういう説を聞いたことがある。
「乳に栄養がもっていかれるから、頭に栄養が回らない」とかいう話。


この「巨乳=バカ」説を聞いたのが、正確にいつだったかはよく思いだせないけれども、とにかく相当な昔。
そして、それ以後の人生で、「巨乳=バカ」説を聞いたことはない。



「女性の乳房と知性に反比例が成り立つか否か」などという問題について口角泡吹かせて議論するような人間はまともな人間とは言えず、多少なりとも、まともな人間である私は、そうした話を長い間、耳にすることがなかったわけである。


この「巨乳=バカ」説はもちろん科学的根拠に基づいた学説とかではなく、俗説、フォークロアの類のものと思われるが、どれくらいの人がこの説を聞いたことがあるのだろう。


そういえば、テレビで島田紳助が小池栄子に向かって、こんなことを言っていたのを聞いたことがある。


「お前は、巨乳のなかでは日本一、頭がいい女やで」


この紳助の言葉を私なりに継ぎ足してみると、以下のようになる。


「(巨乳というのはアホと相場が決まっているもんやけど)、お前(小池栄子)は(そんなバカばっかりの)巨乳のなかでは日本一、頭がいい女やで」


こうやって、言葉を継ぎ足してみると、小池栄子を誉めてるんだか、ケナしてるんだか判然としないが(実際、これを言われた小池栄子は微妙な表情をしてた)、とにかく、こういう言葉が出てくることを考えてみると、「巨乳=バカ」説が一定の支持を集めているのは間違いなさそうである。


「巨乳=バカ」説に潜む深層心理みたいなのをえぐりだしてみると、こうなると思う。


巨乳=セックスアピール(性的魅力)がある

      ↓

だから、男にチヤホヤされる

      ↓

なにもしなくても、チヤホヤされるもんだから、
巨乳の女は勉強とかの努力を怠りバカになる



これが、まったくの偏見であるか、それとも経験則に基づいた根拠ある説なのかの判断はここではとりあえず置いておくが、おそらく、こういう流れを通って、「巨乳=バカ」説は生まれたのではないか、と思われる。
さすがに「栄養を胸に吸い取られるから」なんていう理由は荒唐無稽に過ぎるし。


さて、この「巨乳=バカ」説に対する信憑性はさておき、アニメのなかで、この説に則ってキャラ造形がなされているものが多いのかどうか、をこれから検証してみたい。


念のため言っておくが、もしアニメのなかで「巨乳=バカ」説に則ったキャラ造形がされているものが多かったからと言って、

「わーい、わーい、やっぱり『巨乳=バカ』説はホントだったんだー」

とかいうことが言いたいわけではない。


たしかに私はバカかもしれないけれども、「アニメというものが作りごと」であることを理解できる程度には賢いのである。
アニメ(またはマンガ)の作り手が「巨乳=バカ」説をどの程度、採用しているのか、ということを検証してみたいのである。
これは、あくまでアカデミックな興味であって、ただ巨乳が好き、とかの個人的な性癖から思いついたのではないことをここに付言しておく。
付言しておく。


こういう場合、信頼できるデータを得るには、相当数のアニメを検証してみないといけないのだろうけど、さすがに、こんなアホなことに時間を費やしていたら、ハーバル・エッセンスを一気飲みして自殺したくなったりしかねないので、ここでは任意のアニメ、4、5本くらいに焦点をあわせて検証することにする。


ということで、検証スタート。


まず一つ目は、冒頭で取り上げたコードギアスから。


検証1「コードギアス 反逆のルルーシュ」


すでに触れたように、コードギアスの女子バストサイズは、


ミレイ>カレン>ユフィ>シャーリー>C.C.>ニーナ>ナナリー>神楽耶 


となっている。


神楽耶って誰だっけ?と一瞬思ったんだけど、あの「すめろぎ」って呼ばれてた女の子か。
「すめろぎ(天皇)」って呼ばれてたから、この子が天皇なんだと私は思っていて、「こんな右翼しか知らないような呼び名をよく使うなー」とか思ってたんだけど、実際は、この子の名前が皇神楽耶(すめろぎ かぐや)っていうらしい。
天皇というわけじゃない模様。
なんか紛らわしいわ。


それはとりあえず、コードギアス巨乳ベスト3は、


mirei.jpg
ミレイ


karen.jpg
カレン


euphy.jpg
ユフィ



このように胸の大小に関するデータは手に入っているんだけど、ここで、この企画をやるにあたって、最大級の難問が私の前に立ちふさがっていることに気づいた。



このなかで、だれがバカなんだか、よくわからない。


この後にやろうと思っているアニメに関しては、頭がいいのとバカとの区別が比較的、容易にできるんだけど、コードギアスに関してはそれがどうも判然としない。


行動だけを見れば、


ユフィを想ってオナニー、


ユフィを想ってオナニー、


ユフィを想ってオナニー、


等々の行為により、ニーナが一番のバカに見えるんだけど、実際は頭のいいキャラだしなあ、ニーナ。


コードギアスの場合、明確なアホキャラがいないので、誰がいちばんバカか、と聞かれると非常に困るのである。


ということで、コードギアスだけは、私個人の独断と偏見により、「いちばんのバカ」を決定したいと思う。


えっと、ですね、私が思うに、このなかでいちばんバカなのは、シャーリーではないか、と思います。


sha.jpg
シャーリー


これには異論反論がかなりあるだろうな、と思う。
なにせ、シャーリーはこのなかでいちばん「女の武器」を使うことに長けた女だから。


自分を可愛く見せる演技ができる、もしくは無意識的にそういう術を知っているというシャーリーを、いちばんのバカとするのはおかしいようにも思える。
だけど、結局のところ、シャーリーの頭の良さっていうのは、そういう色恋の面にしか発揮されないもんであって、まあ、はっきり言って、そう大したもんじゃない。


まあ、シャーリーがバカっていうのは、あくまでこのメンバーのなかでの相対的な意味で、なんだけども。


なぜ、私がシャーリーをこのなかで一番バカだと思うのかっていうと、彼女がもっとも政治意識が低いから、である。


こんなふうに書くと、「政治意識の低い女はバカだ」みたいなことを言っているように取られるかもしれないけど、それは違う。


このなかで、なんらかの政治的立場を背負っていたり、もしくは背負わされていたりするのは、

カレン
ユフィ
ナナリー
神楽耶

それに加えてC.C.あたりもそうかもしれない。


地位は人を作る、っていう言葉があるけれども、人間というのはなんらかの立場を与えられると、それに適応しようとするもんで、簡単に言えば賢くならざるをえない。
もちろん、なかにはバカ殿タイプもいるだろうけど、上記した女子キャラのなかにそういうタイプはいないし。
望むと望むまいと、政治的立場を持たされている彼女らと比較してみると、いつも色恋沙汰で頭がいっぱいのシャーリーは、やっぱりバカに見える。


さて、ここまでは巨乳クイーンである「ミレイ」について、何も触れてない。

mirei.jpg


ミレイはバカっぽい言動が多く、「巨乳=バカ」説を地でいくキャラではないか、と思われるかもしれないが、私はそうは思わない。


自分が無力で何もできない存在であるという諦念から今のモラトリアム期間を楽しもうという、彼女のバカっぽい行動が生まれているのであって、別に生粋のバカってわけではない。
それに加えて周りに気配りできるタイプでもあるし。


[感想]コードギアスの主要キャラをざっと眺めてみた印象では、このアニメのなかでは「巨乳=バカ」説はあまり顕在化していないかなー、と思う。
胸の大きさでは、シャーリーは4番目という、どうも微妙な位置だし。
まあ、その前に、シャーリーが一番バカ、っていう事実認定が間違っているかもしれんけど。



検証2「スクールランブル」


スクランは、とりあえず主要女子キャラ4人に絞って話をすすめたい。
さすがに全部の女子キャラを検証するとなるとしんどいし。


ということで、検証すべきは、


tenma.jpg
塚本天満


sawatika.jpg
沢近愛理


mikoto.jpg
周防美琴


takano.jpg
高野晶


この4人。


これらのおっぱいの正確なサイズというのは、どうもよくわからなかったのだけれど、



周防美琴>沢近愛理>高野晶>塚本天満


まず、これで間違いないと思う。
特に周防は、作中でもたびたび「胸がデカい」ことをイジられていて、明らかな巨乳キャラと言える。


さて、コードギアスではかなり四苦八苦した「頭の良し悪し」であるが、スクランの場合、これはかなり簡単に分かる。


まず、一番頭のいいのは、間違いなく高野。


次に頭がいいのが、沢近なのか、周防なのかはちょっと悩むところであるが、実はこれは簡単に判別できる。
というのも、マンガ「スクールランブル第三巻」に、個々のキャラの通知表というのが載っていて、それを見れば一目瞭然だからである。


この通知表はライオン、象、亀等の動物の可愛いイラストの下に

「たいへんよくできました」

「よくできました」

「がんばりましょう」

という評価文がついているという、まるで小学生の通知表みたいな代物であるのが激しくわけがわからんが、まあ、それはともかく、これで頭の良し悪しが判断できる。


沢近愛理

数学、化学、物理、英語が「たいへんよくできました(ライオンさんイラスト)」
現国、古典、世界史が「よくできました(象さんイラスト)」


となっている。
(頭の良さとはあまり関係がなさそうな、美術と保体は除いている)


次に周防美琴。

現国、古典、日本史が「たいへんよくできました(ライオンさんイラスト)」
数学、化学、物理、英語が「よくできました(象さんイラスト)」


これを比べてみると、一番評価が高いライオンさんが沢近4つに対して、周防が3つなので、僅差で沢近のほうが、頭がいいらしい。


通知表だけ見ると、この二人は頭の出来にそう大差がないように思えるけど、
周防は花井に

「お前、この成績で大学どうすんだ?」

みたいなことを言われているので、ただ単に沢近>周防というよりも、

沢近>>>>>>>>>>周防

これくらいの差はあるように感じる。


うむむ。
これは検証二つ目で早くも「巨乳=バカ」キャラが見つかったか、とも思ったんだけど、ちょっと待った。
たしかに、周防は多少バカっぽく、その意味では「巨乳=バカ」説を地でいくキャラともいえるんだけど、まだもう一人残ってる。


そう、塚本天満。


天満の通知表を見てみると、

日本史が「よくできました(象さんイラスト)」
現国、古典、数学、化学、物理、英語が「もうすこしがんばりましょう(亀さんイラスト)」


ぶっちぎりでバカである。


別にわざわざ通知表を見なくても、その言動を見るにつけ、この4人のなかで一番バカなのが天満であることは明白である。



で、天満というのは、

tenma.jpg


この通り胸が小さい。
この4人のなかでは一人だけ幼児体型である。


ここらへんの、肉体の成熟度と頭の良し悪しの関係というのは次回に詳述しようと思っているんだけど、とりあえずスクランの場合、いちばん未成熟な肉体を持つ人間が、いちばんバカである。


[感想]スクランでは、周防というキャラにおいて「巨乳=バカ」説の影響が多少見られる。
しかし、ずば抜けたバカである天満の前にそれが霞んでいる状態。



えっと、このアカデミック極まりない検証はまだ続くのですが、残りのアニメと結論は次回。
さすがに、おっぱいばかり見ていて疲れてきたので。


次回は、舞HiMEといくつかのアニメで「巨乳=バカ」説を検証します。

「巨乳=バカ」説をアニメで検証してみた(2)舞-HiME他

School Rumble Vol.17 (17)
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