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バクマン。のヒロインが無個性であることの意味

バクマン。 1
バクマン。 1


バクマンおもしろい。ということで感想。
サイコー(真城最高)とシュージン(高木秋人)という二人の少年が漫画家を目指すっていうのが大まかなストーリーなんだけど、こんなテーマなのに、なぜか少年マンガっぽいというか、ジャンプっぽい読後感があって、そこが不思議。


この点と関連してるんだけど、前から気になっているところがある。
この漫画のなかに亜豆美保という女の子が出てくる。


baku00002.jpg


まあ、平たく言えばヒロインだ。主人公のサイコーが惚れている。なんでも、声優になりたいらしい。
最初は漫画家になるのをためらっていたサイコーが、漫画家になることを決意するのは「自分たちの漫画がアニメ化されて、彼女が声優として出演する」ことを目標としてからだ。
つまり、彼女はストーリーの牽引役になっているわけだけど、この亜豆美保。なんだか、、、、、個性というものが感じられない。


文学的な内面を感じさせないし、かといって、萌えキャラ的なケレン味があるわけでもない。
「恥ずかしがりやでかわいい女の子」というテンプレにそった言動ばかり。男が求める理想の女の子像の最大公約数。


この個性のなさって、ただ単に人物造型が未熟なだけなんだろうか?
そんなわけない。この個性のなさっていうのは、明らかに計算してやってるんだと思う。


というのも、1巻のなかでシュージンが亜豆美保をこう評している。


亜豆は計算じゃなく
素で女の子してるんだ

(中略)

声優目指してるのだって
今の女の子にありがちな夢を自然にチョイスして
その夢見る乙女を最大限に
楽しんでるくらいにしか思えない


「女の子だから?」(とサイコーが尋ねる)


そう「女の子だから」がわかってるんだ
可愛いお嫁さんになるのが
女の一番の幸せって生まれながらに思っている



これはたぶん、キャラ設定の文章をそのまま書いてるんじゃないかと思うんだけど、亜豆美保はかわいい「女の子」なのである。それ以上でもそれ以下でもない。


そして、彼女の物語上の役割とはなんだろう?
ニンジンだ。言い方は悪いかもしれないけど、彼女は主人公の鼻先にぶら下げられたニンジンなのだ。
ニンジンに個性は必要だろうか?ニンジンはただニンジンとしての役割を果たせばいい。
むしろ、無個性であるほうが、ニンジンであることの意味が明らかになっていい。


とでもいうような、ある種の割り切りかたを感じた。
そして、この割り切りが、この漫画にスピード感を与えているのだし、少年マンガっぽさ、ジャンプっぽさを感じさせる一つの要因なんじゃないかなあと思った。


あと、気になるのは最近出てきたアニメのプロデューサー(なのかな?)。オーディションに来た亜豆を顔だけで合格にしたエロ爺。
あいつには期待してる。主にピロー的な意味で。正直に言うと、2009年、個人的にもっとも期待をかけているのがあの爺。

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らき☆すたに出てきたハルヒの水着がアレだった

らき☆すた(2007)の20話に涼宮ハルヒによく似たキャラが出てくるんだけど、この前、久しぶりにこの回を見ていたら、妙な違和感を覚えた。なんだろう、この違和感。
もう一回、見かえしてみた。


mizugiha004.jpg
mizugiha005.jpg
mizugiha001.jpg


そうか。これが違和感の正体か。


当時、このシーンを見てたとき、私はなにも感じなかったはずだ。しかし、月日がたち、自分が知識を得たことによって、このハルヒに異なった意味を見出すようになったのだ。
まったく同じ観測物でも、観測者の知識や体験によって、見えてくる光景がまったく異なってしまう。
つまりはそういうことらしい。


それじゃ、違和感とはなにか?




mizugiha002.jpg
mizugiha003.jpg

ハルヒの水着がAYA STYLE・・・・・・。


AYA STYLEといえば、2008年の8月ごろに、声優の平野綾が水着を逆さに着けていることが、ネットの一部で話題になった事件のことだ。

[参考]
平野綾が 水着逆さ に着てるwwwwwwww


神さまはときに、こんなに奇妙な偶然を見せてくれるものなのか・・・・。神さまも他にやることあるだろと思わんでもないけど。


しかし、こうなってみると疑問が生じる。
AYA STYLEなデザインの水着というのは実在してるもんなんだろうか。こうしてアニメで描かれているんだから、なにかを参考にしたんだろうし。
いや、平野綾が水着を間違ってつけているのは確かなんだろうけど、このタイプの水着ってよくあるものなのかどうか、実はよく知らなかったのだ(平野綾さん、ごめんなさい。水着について、よく知らないくせに、わいわい盛り上がってました。だけど、面白かったんだ・・・・・)。


なので、独自にリサーチを試みてみた(リサーチ=アイドルのグラビア写真をいくつか見てみただけ)。


綿密なリサーチの結果、AYA STYLEの水着を着けているアイドルがたしかに存在していた。
AYA STYLEな水着を着けていたアイドルの例:新垣結衣、高橋愛(モーニング娘)


なので、AYA STYLEな水着は確実にあるらしい。


最近、平野綾が語ったところによると「スタイリストにこう着てください」といわれたまま、水着を着たらしい。

[参考]
平野綾、「水着事件」について謝罪していた 【音声追加】


これ、最初は「スタイリストのいじめかよ、ひでー」とか思ってたんだけど、たぶん、スタイリストも本当に間違ってたんじゃないかと思う。なにしろ、ハルヒもAYA STYLEだったわけだし。

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2008年のアニメでいちばん納得いかなかったこと

この1年、いろいろとアニメを見てきたわけだけど、そのなかでいちばんひどいと思ったものをあげてみることにした。


年の暮れにネガティブな感情をはきだすのもどうかとは思うけど、除夜の鐘は108つの煩悩が云々とか言うくらいだし、今年の穢れは今年のうちに落としておくべきなのだ、たぶん。


とはいうものの、もともと、私は何かに対して怒りを感じることがあまりないほうだ。
ヤマカンこと山本寛監督がファミマの社長クラスの出たがりだとか、そんなのはどうでもいい。客商売なんだから、多少、出たがりなくらいでちょうどいいんじゃないかと思うし。


それじゃ、今年一年を振り返って、何に腹が立ったか?これ。


マクロスfrontier
マクロスF(フロンティア) 1 (Blu-ray Disc)


マクロスは初代しか見てないので、このシリーズに対しては特になんの思いいれもない。それでも毎回楽しみにしてた。
このアニメはランカとシェリルという二人のアイドルと主人公であるアルトとのあいだの三角関係を軸として物語は回っていく。2chはあまり見ないのでよく知らないけど、ランカ派とシェリル派にわかれて、内ゲバしたりなんてこともあったらしい。
私はどちらかといえば、シェリルのほうが好きだったので、シェリルと結ばれるといいのになあとか思いながら見てた。


そして最終回。


シェリルが歌っていた。


ランカが歌っていた。


シェリルとランカが歌っていた。


戦いに勝った。


「これからもわたしたちは恋のライバルよ。精進しましょう」みたいな流れ。


終わり。


( ゚д゚)ポカーンってなった・・・・。


なんだ、これ?三角関係に決着がついてないじゃないか。ろくでもない終わりかただ。


だけど、この時点ではとてつもなくひどいとは思わなかったし、怒りも感じなかった。というのも、ひどい終わりかたをしたアニメなんて、今まで散々見てきているわけで、そのリストの末尾にマクロスFが一つ加わったところで、どうってことはない。それに劇場版で決着をつける気なのかもしれないとも思ったし。


だから、そんなに腹を立てたわけじゃなかったのだ。この河森正治総監督のインタビューを読むまでは。



-ふたりとも助かって良かったんですけど、これからアルトはどうするんですか?



河森 「どっちとゴールインするかも、すっごい迷ったんですけど、まあ何でもかんでも白黒付けたがる流れに抵抗してみました(笑)。世の中、そんな簡単には行かないんじゃないのって」



-じゃあ、ある意味どちらも肯定しちゃったんですね。



河森 「そうそう。この地球においては一夫多妻の社会も一妻多夫の世界も、今でも現実にあって、そちらのほうが人類の歴史の中ではノーマルじゃないかと。一夫一妻制って実はものすごーく歴史が浅いということを、現代の日本では忘れられていますよね」 

「マクロスF」最終回の結末について~河森正治総監督と中村悠一さん~

なんだこの言い草は?いくらなんでも、これはないだろうと思った。


一夫多妻制、一妻多夫制、一夫一妻制。
どのシステムが優れているのか、妥当なのか。それは知らないし、わからない。


だけど、システムというものは人間の感情を生む。物語という観点から見れば、その単純な事実のほうがずっと重要だ。
アルトを巡って、ランカもシェリルもともに焦り、傷つき、苦しむわけだけど、これは一夫一妻制を前提としてるからだ。選ばれるのが「わたしかあの娘」のどちらかだと思ってるからこそ、彼女たちは必死だった。


一夫一妻制というシステムを正しいと思うかどうか。くりかえすけど、そんなことはどうでもいい。
我々は封建制の時代に生きていないので「お家が大事」というシステムに則って行動していない。だけど、封建制の時代に生きた人たちの物語を読んで、「お家が大事」という、異なるシステムによって行動する人たちのことを理解することはできるし、共感だってできる。


つまり、マクロスFという作品のなかでは一夫一妻制というシステムによって生み出される感情を描いておきながら、そのシステムを一貫させていない。
作中でシステムが変更された描写なんてのも特にない。ただ、歌を歌っていただけ。
あげくは、作り手が一夫一妻制というシステム自体が正しいかどうかわからないよね、みたいな発言をする。
ただ単に物語として不出来であり未熟だというだけの話だ。一夫一妻制の是非なんて、どこにも関係ないだろう。


しかし、河森さんってランカやシェリルが三角関係で傷ついている描写を見て、どう思ってたのかな。そこがホントに不思議。



[関連リンク]

「マクロスF」の最終回って結構ひどくないか? 特に三角関係に関して~河森正治総監督と吉野弘幸さん一体どうなのよ~

サテライト『マクロスFRONTIER』


しかし、今さらマクロスFについて書いてるのもどうなんだろう?
ネガティブハートにロックオン!オープンハート!みたいなスッキリ感だけはあるけど。

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水樹奈々のインタビュー記事がそこはかとなく可笑しい

才色兼備の声優シンガーはオリコン2位! アニメ界を牽引する水樹奈々を直撃!


水樹奈々のインタビュー記事。
これまでの彼女の足跡やそれにまつわる苦労などが語られている。それはそれでいいんだけど、いろいろと引っかかるものを感じた。主にインタビュアーの文章が。


たとえば、この記事によると、水樹奈々は『容姿・実力ともにナンバーワンと目されている』声優らしいのだが、リード文には彼女の代表的なキャリアとして『NARUTO』の日向ヒナタがあげられていたりとか(ヒナタって・・・・。いくらなんでも地味すぎるわ!)。


このインタビュアーさんは、自ら書いているように、あまりアニメ、声優には詳しくないらしい。それは別にいいんだけど、その知らないということが、そこはかとない可笑しみを発生させている。
「あの動物はなんというのだ?」「カンガルー(わからない)」「そうか、カンガルーっていうのか」
異文化コミュニケーション的な、巧まざるユーモアを感じる(*1)。
それが、よく表れているのがここ。

声優さんをインタビューする機会はあまり多くないが、水樹奈々さんは、ものすごく普通の女のコだ。代々木アリーナ・ライブの派手な演出や、色とりどりのライブ衣裳を見ていると、入ってくるなりアニメのキャラクターの声で「オッハー」とか言われたら、と用心して構えていたが、実際は拍子抜けするくらいごく常識的なお嬢さんである。


これは水樹奈々が予想していたよりも、ずっと普通で常識人であったことに感銘を受けたことを言いたいのだろうし、それはわかる。
だけど、そもそも予想していた人間像が「初対面の人間にアニメ声で『オッハー』と挨拶する」などという、非常識極まりないものであるなら、水樹奈々のみならず、たいていの人間は常識人にカテゴライズされるんじゃないかと思った。


(*1)ところで、このカンガルーの逸話って、正しくないらしいです。初めて知った。

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とらドラの堀江由衣がかわいくてかわいくて仕方ないんだけどこれはなにかの間違いだそうに決まっているのだというのもいままで自分は堀江由衣にはなんの興味ももっていなかったからだ神田うのに対する興味と堀江由衣に対する興味は同じくらいだそれくらい興味がなかったのだだからこれが間違いであることは明白なのだだけどどうしたらその間違いが解消されるのかわからないのでちょっと頭を冷やしているところ

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