ふと思い立って、絵を描き始めて、1ヶ月くらい。
「練習したら、二次元美少女を描くことができるのかどうか」ってのを試してみたくなったってのが動機。
やっぱ、一応、オタク系のブログをやってる以上は、自作絵をアップしたりしてみたい。トップ絵を自作絵で飾ったりとかしちゃったり。
と思って、暇さえあれば、絵を描いてた。
目標は「かわいい女の子を描くこと」なので、顔さえ描ければそれでいいやと思った。
複雑なポーズとか、構図とか、そんなのはいらない。
だけど、さすがに、誰かの絵を参考にせずに、絵が上達するとは思えなかったので、自分がかわいいと思う絵を模写してみた。
いくつか模写してみた、そのなかの一つに、べっかんこうの絵があった。
オーガストっていうエロゲメーカーの絵師。とても、人気がある。
人気があるのも当然だと思う。この人の絵は、線が丸っこくて、女性的な柔らかさがあって、とても好き。
すごく、かわいいと思う。
だけど、絵が上手いとはぜんぜん思わなかった。
単純そうな絵だし、こんなのは簡単に真似られるはず。
そう思ってた。
で、
実際に模写してみた絵がこれ。
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念のために言っておくけど、これは、かなりマシになったほうだから!!!
何回も、何回も消しゴムでごしごし消して、線を修正し、改正し、マシになった絵がこれ。
最初はもっと、ひどかった。
とにかく、目と顔のバランスがまったくわからない。目が、顔のどこらへんの位置についているのか、よく把握できなくて、やたら苦労した。
こうやって、出来上がったものを見てみると、これでも、目が小さいのかー。それに、目の位置が、実際はもっと下みたい。
何回か、目を修正したんだけど。
べっかんこうみたいな、いわゆる萌え絵って、とりあえず、目をデカくしとけばそれでいいんだろ、簡単だ、こんなの。と思ってたんだけど、実際に描いてみるとすごくむずかしかった。
たぶん、いとうのいぢとかも描きにくいんだろうなあ。
いたる絵?それは確実に無理です。
これとは逆に、予想してたよりも、意外と描きやすかったのが、小畑健の絵で、
ヒカルの碁 (23) (ジャンプ・コミックス)これに載ってた、伊角の絵を真似してみたのがこれ。
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これを描いたときは「上手く描けた!」と思ってたんだけど、こうしてみると、顔がかなり違うな。なんだか、ヤクルトの青木に似てしまった。
まあ、似てないのはとりあえず、この人の絵はすごく描きやすかった。
べっかんこうの絵を描いてたときは、顔のパーツがどの位置にくるのかがよくわかんなくて、何回も描き直したんだけど、そういうのがまったくない。
あるべきものがちゃんとあるべき位置にあるって言えばいいのか。描きなおすこともないから、消しゴムもほとんど使わなかった。
小畑健といえば、誰もが認める絵の上手い人。いっぽう、べっかんこうはあまり絵の上手い人だとは思われていない。「おなじ顔しか描くことができない」って、よく揶揄されていたりもするし。
だけど、実際に描いてみたら、小畑健のほうが真似しやすくて、べっかんこうは真似しづらかった。それがなんだか面白かったなー、っていう話です。
萌え絵が描きにくかったのは、現実から遊離してる絵柄だってのが理由の一つなんだろうけど、それともう一つ。キャラクター性が明確じゃないってのもあるのかなと思う。
たとえば、ミッキーマウスとかドラえもんみたいに、キャラクター性が明確な絵ってのは、簡単に描けるわけだし。
たとえば、鳥山明の絵なんていうのも、キャラクター性が強くて、真似するのは簡単。
とは言っても、プロじゃなくてアマチュアの人が、萌え絵を描きこなしているのは、よく見かけるわけで、ただ単に自分が萌え絵を描くのが苦手だというだけの話なのかもしれないですけど。