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たとえ、それがおっさんであっても神楽坂という名字だったら「え?ひょっとしてツンデレ?」とか思ってしまうに違いない

みなさん、ある程度の時間、この人生というやっかいなものを過ごしていると、特定の名字に対してある種の固定観念みたいなものが生まれてきませんか?

たとえば、高橋という名字に私はある特定のイメージを持っています。

簡単に言えば「高橋姓にはなぜかバカが多い」というイメージです。
それは今まで出会ってきた高橋さん達の言動が私のなかで澱のように積もり、「高橋=バカ」という固定観念を生み出してしまったわけです。
もちろん、これは一般化できるような話ではなく、あくまで私の経験からくる局地的な真理でしかありません。(いや、真理ですらないですけど)
しかし、私が高橋という名字に「バカ」というイメージを持ってしまっているのは事実。
以下、試しに私の高橋という名字を持った人たちとどういう関わりをもってこうした結論に至ったのかについて簡単に書いてみます。

あらかじめ断っておきますが、全国の高橋さん、不快な思いをさせてしまってごめんなさい。
悪気は少ししかないので許してください。


小学校5年のときにクラスメートだった、高橋太郎くん。
高橋という部分は、そのままですが、太郎というのは仮名です。
さすがにフルネーム出すわけにはいかないので。

その高橋くんは、習字の時間に「好きな言葉を書け」というお題を出されて、こう書いた。

takahashi02.jpg


好きな言葉に「努力・友情・勝利」という、某少年誌のお題目を書いているところが、高橋くんがバカであることを示している・・・・・というわけではないです。
そんなことを言ったらジャンプ読者にケンカ売ってるようなもんですし。
実を言うとこの「努力・友情・勝利」は今、自分で適当に書いたものなので高橋くんとは何の関係もありません。

全体の紙の長さを考慮しなかったばっかりに、努力・友情のところは普通のサイズで書いているのに、勝利のところで紙幅が尽きてしまって尻すぼみになってるところがバカ!・・・・・・っていうわけでもありません。
今述べたように、これは自分で書いたものですし。適当に書いたら余白がなくなっちゃっただけです。(←バカ!!!)

実は高橋くんがバカであることを示すポイントはここ。








takahashi.jpg


名前です。
高橋くん、自分の名字を間違えて、のぎへんにしてた・・・・・・・・・。そのとき、もう小5だったのに。

クラス中の爆笑をゲットした、この事件が私にはたいそう印象深く「ひょっとして高橋はみんなバカなんじゃないか」という疑念を抱かせるきっかけとなりました。

次に私が会った高橋さん。
この高橋さんは口から先に生まれたんじゃないかと思うほど、よく喋るオッサンでした。「お前と話しているとなぜか気が滅入る」と周りに評されるこの私を相手に2時間、3時間は平気で喋る。
よく喋れるな。私のような、ろくに相槌すら打たない木偶の坊相手に。

彼はどこがバカだったのでしょうかか?

この高橋さんは昭和18年生まれだったんですが、自分は「戦後生まれだ」と言っていました。


太平洋戦争の年表
1941年(昭和16年)
日本、英米蘭に宣戦布告(太平洋戦争開戦)

1942年(昭和19年)
ミッドウェー海戦
第一次ソロモン海戦
第二次ソロモン海戦

1943年(昭和18年)
山本五十六連合艦隊司令長官、ブーゲンビル島上空で戦死
イタリア、連合国に降伏。
東京で大東亜会議を開催、大東亜共同宣言を発表。
エジプト・カイロで英米中首脳会談(カイロ会談)
高橋さん、生まれる。←!!!

1944年(昭和19年)
グアム島の日本軍玉砕。
レイテ沖海戦
神風特別攻撃隊、レイテで初出撃。
米軍の新型爆撃機B-29、マリアナ諸島より東京を初空襲。

1945年(昭和20年)
クリミア半島ヤルタで英米ソ首脳会談(ヤルタ会談)。
硫黄島の戦い
東京大空襲
沖縄戦
戦艦大和沈没
ドイツ総統ヒトラー自殺。
ナチス・ドイツ滅亡。
米軍、広島に史上初の原子爆弾投下。
米軍、長崎に原爆投下。御前会議でポツダム宣言の受諾を決定。
8月15日 日本国民へ玉音放送(終戦の詔)。


年表を見ていただけると一目瞭然なんですが、高橋さん、どう見ても戦時中に生まれてます。

中学、高校生くらいが、終戦が昭和20年ということを知らないことには別に何も思いません。
昔の話だし、そう正確に覚えていなくても当然だろうとは思う。
そもそも、昭和で覚えるよりも、西暦1945年が終戦、という覚え方をしてる人のほうが多いでしょうし。
だけど、いくら終戦当時に物心がついてなかったとは言っても、戦前生まれの人間が終戦がいつかってのを知らないってのはどうも・・・・。

この高橋さんとの出会いが私のなかで「高橋=バカ」という図式を決定的なものにしました。
だから、私は高橋という名字の人と会ったりすると、それだけで「ひょっとしたら、この人ってバカなんじゃないか?」と思ってしまうクセがついちゃってます。

高橋陽一先生、ごめんなさい。
先生がサッカーのルールをガン無視した漫画描くのは、先生がバカなせいじゃないかとかひそかに疑ったりしてます。勝手な思い込みでホントにごめんなさい。

フィギュアスケートの高橋選手、ごめんなさい。
あなたがいつも、口を半開きにしてるのをテレビで見ていると私のなかで「高橋=バカ」説がより信憑性を帯びてきます。
せっかく、男前なんだから、もう少し口を閉じたほうがいいんじゃないでしょうか。老婆心ながら。


えっと、この高橋以外に印象深い名字というと「高原」ですかね。
つーか、また「高」の字がついてますが。

高橋さんと違って、私は高原さんを一人しか知らないんですが、この人があまりに強烈な人だったので、高原と聞くと、私の頭のなかにはすぐこの人のイメージがわいてきます。
この高原さんは、当時25くらいでしたかね。
見た目はちょっと怖かった。

で、この高原さん、車に乗っていて、妙齢の女性を見かけると、おもむろに窓を開け


「姉ちゃん、やらせろや!」



と大声で叫ぶという、まあ、とんでもない人でした。

そのほかにも、背中に墨が入っていたり、ムショ帰りだったり、シャブ中だった過去を持っていたりすることもあって、それ以降、私のなかで「高原は野獣」というイメージを決定づけてくれました。
サッカーの高原選手とかも、優しそうな顔してるけど、さぞかし野獣なんだろうなー。まあ、何の根拠にもなってないんですけど。

と、このように人間というものは、特定の名字に対して何らかのイメージを持ってしまっていることが、ままあるんじゃないかと思われます。
それは、同じ名字に同じタイプの知り合いが何人かいるという、経験の蓄積からくる思い込みであったり、一人の強烈な人を知っているがために、その名字に固定的なイメージがついてしまったり。

アニメ、漫画、ゲームでは、今まで聞いたことのない名字のキャラってのがよく出てきます。
日常生活では、まず出会うことのないタイプの名字。

こういう変わった名字が使われることの理由の一つには、上述した固定観念の混入をさける目的があるのではないか。
つまり、一般的でありがちな名字を使ってしまうと、そのキャラのイメージに受け取り側の固定観念(高橋=バカみたいな)が付与されてしまう恐れがあるために、普通、出会うことのなさそうな名字を付けているんではないか、みたいなことをずいぶん前に書いた覚えがあります。
我ながら下らない考察だったんですけど、下らないことを書いてるのはいつものことなので、まあ、いいか。

ここでは、現実→フィクションという矢印を避けるために、こうした珍しい名字が使われているわけですが、これを裏返してみるとどうでしょうか。
つまり、フィクション→現実という事態が発生したとき、我々はいかなる精神作用を及ぼされてしまうのか、という問題です。
具体的に言うと、既に特定のキャライメージがついている名字の人と現実で出会ったとき、我々は必ずその人を歪んだ視線で見てしまうに相違ない。

神楽坂 椰子 沢近 遠坂 厳島 涼宮 花鳥

これらの普段の生活では滅多に出会うことのない名字の数々。
しかし、もし万が一、これらの名字の人と現実で出会ってしまったとき、たとえ、それが顔のホクロから毛がにょろんと出ているような、むさくるしいオッサンであったとしても、

「え?ツンデレ?」

とか思ってしまい、ひょっとしたら自分にしか見せないか弱い部分があるんじゃないか、などとありえない妄想にふけり、その毛がにょろんのオッサンについときめいてしまう。
そんな事態が考えられます。

また、

高屋敷 鳴沢 涼宮 北条 遠野 朝霧

これらの名字の人がたとえ、細木数子みたいな美少年以外のすべてに敵意をむき出しにするようなオバサンであったとしても、

「え?ひょっとして妹タイプ?」

とか思ってしまい、まるで小動物を見るような愛おしい感情が沸き起こり、細木数子とありえない過ちを犯してしまう。そんな事態が考えられないこともない。

これはその名字が珍しいものであればあるほど、こうした精神作用は強くなると考えられます。
たとえば、神楽坂、椰子、沢近、厳島、花鳥、高屋敷、鳴沢あたりは相当に珍しい。
なので、こうした名字の人と出会った時の精神作用、言い換えれば感激は相当に強くなってしまう可能性があります。
なので、特に注意が必要かと。

[参考記事]
属性別選手権 ツンデレ級王者決定戦
第2回 属性別選手権 いもうと級

ところで、この両方に出てくる涼宮という名字なんですけど、妹のほうの涼宮茜(君が望む永遠)のほかにも涼宮遥なんてのもいますね。つーか、それ茜の姉ちゃんなわけですけど。
ハルヒを想起すればツンデレ、茜を想起すれば妹、遥を想起すればなぜか涙がとめどなく溢れてくるという、この厄介な涼宮という名字。
しかし、この名字ってそもそも実在してるんですかね。
どうも、作り物臭いんですけど。
涼宮のほかにも、椰子とかもありえなさそうな名字に感じます。
しかし、椰子はかわいかったなー。もっとも、鉄(くろがね)のほうが好みではありましたけど。
あ、鉄(くろがね)もありえなさそうな名字だな、しかし。


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ツンデレにツインテールが多い理由

今回はタイトルどおり、ツンデレにツインテールが多い理由を探っていこうということなんですが、一つ注意。

あまり真面目に読まないでください。
万が一、これを真面目に読んでしまうと、読み終わった後に、タンスの角で足の小指をぶつけたときのような、行き場のない怒りに襲われる可能性があります。
かる~い気持ちで読むことを推奨します。
どれくらい軽い気持ちかというと、漫画の表紙の裏についてる漫画家のコメントを読むときのような、読んでるんだか読んでないんだかわからないような、そんな感じで。

それじゃ、適度にかる~い気持ちになってもらったところで、考察始め。


[ツンデレにツインテールが多い理由]
ツンデレにはツインテールが多い。
らき☆すたで、「ツンデレはやっぱツインテールでしょ」というこなたのセリフがあったように、この事実は誰の目にも明らかである。
なぜツンデレにツインテールが多いのだろうか?

まずは、ためしに、二、三の「ツンデレ+ツインテール」キャラを挙げておく。

tsundere2.jpg
遠坂凛(fate/stay night)

tsundere3.jpg
柊かがみ(らき☆すた)

tsundere1.jpg
沢近愛理(スクールランブル)


この他にも「ツンデレ+ツインテール」キャラなんて腐るほどいるだろうと思う。
ケロロ軍曹の夏美なんかもそうだろうし、ローゼンメイデンの真紅なんかもそう。
私はエロゲーはあまりやらないので、そっち方面(たとえば、Kanonの沢渡真琴とか)も含めれば、ツンデレ+ツインテールは相当数いるのだろう、と思う。

「え?真紅がツンデレ?」と疑問に思われたかもしれないが、実は、この論考で使う「ツンデレ」の概念は極めて広いものである。
「ちょっとツンデレっぽいよね」くらいのキャラでも全然オーケー。
とにかく、ちょっとでもツンツンしてれば、それはツンデレだということにして話を進めたい。
なぜ、そんないい加減な定義でもいいのかは、最後まで読んでもらえば分かると思う。

それでは、まずツインテールという髪型について話を進めたいと思う。

ツインテール ウィキペディア(Wikipedia)

これによると、「ツインテールという呼称はオタクサブカルチャー間だけで発祥し広まった俗語であるため、正式な髪型の呼称では無い」らしい。

確かに、現実にツインテールにしてる女性を見ることはマレである。
というか、私の場合、中学生以上の女性でツインテールにしてる人をいままで見たことがない。

小学生であればいないこともない。
私は普段、小学生女子を求めてカメラ片手に校庭を徘徊したりする趣味がないので、そんなに確かなことはいえないが、やっぱりツインテールは小学生まで、なんじゃないだろうか。

このウィキペディアの記事にも、

この髪型(ツインテール)は、かつてはアニメや漫画において美少女キャラクターのロリータ性を強調する「記号」という認識で使われていたが、近年ではツンデレキャラクターに適用されるケースも多くなった。


とあるように、ツインテールという髪型は、もともと「年齢が若い」ことを示す記号として使われていたようである。

リアルな世界では、女子高生くらいの年齢でツインテールというのは、まずありえないだろうし、やっぱり小学生くらいまでの髪型だ、と認識されていたのは確かだろう。

さて、ここではツインテールが「幼児」であったり、「ロリ」を意味する記号だということは押さえておきたい。

しかし、なぜそうした「年齢が若い」ことを示す記号であるツインテールがツンデレに用いられることになったのだろうか。

ツンデレキャラがデレデレしている状態というのは、見ようによっては幼児的でもあるため、ツンデレにツインテール(幼児的)、というのは一面だけみれば確かに有効な使いかたともいえなくはない。
また、ツンデレには性格が意地っ張りなキャラも相当見受けられるため、こうした面でも幼児的である、とは言える。

ツインテールという髪型が「幼さなさ」を指し示す記号として機能しているのは確かなのではないだろうか。

しかし、ツインテールはそうした「幼」の記号付けだけを意味しているのではない、と私は思う。

たとえば、上にあげた沢近と遠坂。
彼女らは決して「幼」のキャラではない。
沢近は意地っ張りなところはあるものの、どちらかといえば大人びた少女だ。
遠坂は責任感が強く、また自分をしっかり持っているキャラであって、彼女の年齢からすれば相当に大人であると思う。

そんな彼女たちがどうして、「幼」を意味するツインテールという髪型をしているのだろう?
もちろん、そのギャップが萌えるからだ、という言い方もできるのではあるが、ここはツインテールには、もう一つの意味が付与されているのだ、と考えるべきである。
いや、そう考えないと話が前に進まないので、無理にでもそう考えることにする。


ここで一つ、他の髪型を参考にしてみることにしよう。

たとえば、ポニーテールという髪型がある。
この髪型をしている女性キャラには、「活発」「性格が明るい」とかの属性がつけられることが多い。
なぜか?
それは「ポニー(小型の馬)」+「テール(しっぽ)」という語源から、ポニーテールには、牧草地を駆け回っている馬のイメージがついているからである。
そういうイメージが無意識にあるので、この髪型には、どことなくさわやかで躍動するようなイメージがある。

それではツインテールが背後に隠し持っているイメージはなんだろう?
ツインテールにも、ポニーテールと同じく、何らかの象徴が隠されているような感じがしてならない。
「そんな感じは全然しない!」とかいわれると話が先に進まないので、ここは無理やりにでも、そんな感じがすることにしておく。

しかし、ツイン(二つの)テール(しっぽ)を持っている動物なんて、たぶんいないだろう。
いや、確実にいないだろうし。
これはなかなかの難問である。

そこで私が注目したのは「リボン」である。
上記の三人のツンデレ+ツインテールはいずれもリボンをつけている。

tsundere2maru.jpg

tsundere3maru.jpg

tsundere4.jpg


この三人に限らず、ツインテールにしているキャラのほとんどは、結び目のところにリボンをつけている。
電脳コイルのイサコのように、リボンなしのツインテールもあるにはあるが、これはあくまで少数派だろう。

普通、高校生くらいの女子がリボンをつけるなんてことは、まずありえない(つまりリボンもまた「幼」の記号である)わけであるが、どういうわけか、ツインテールのキャラはリボンをつけている。
このリボンが一つのポイントであるように、私は思う。

ここは、こんなふうに考えてみたらどうだろう。
「リボン」を二つの突起物とみなすのである。

つまり、ツインテールのキャラは、「頭部」に「二つの突起物」を乗せた状態である、と考えてみよう。

そこまで考えれば、ツインテールに込められた無意識的なイメージというものにも答えはでるのではないだろうか。

頭部に二つの突起物を持つ動物・・・・・・。
いや、これはイメージの問題であるから、なにも動物に限定することはないのである。
たとえば、想像上の生き物であったりしてもよい。

つまり、ツインテールにこめられたイメージというものは・・・・・・・、


















oni1.jpg



oni2.jpg



oni3.jpg
鬼である。


ツンデレキャラになぜツインテールが多用されるのか、それは日本人の深層心理に潜む「鬼」のイメージによるものである。

鬼という異界の者にして異形の者に対する、恐れや不安。
われわれの日常の論理では解しがたい非日常の感覚。

そうした、鬼のイメージをツインテールという髪型で表わしていたのである。
作ってる側も、それと意識することもないままに。

遠坂という精神的に成熟している人間に、「ツインテール」「リボン」と「幼」を意味する記号を二つもつけているのは一見すればおかしいことのように見える。
しかし、ツインテールが鬼の隠微な象徴なのだということに思いいたれば、このツインテール+リボンが「非日常性」「近寄りがたさ」「(非日常的なものに対する)恐れ(畏れ)」という意味を付与していることに気づくはずである。

こうしてみると、ツインテールというものは「幼児性(ロリ)」と「非日常性(近寄りがたさ)」という二つの意味を持ち合わせていることになる。
つまり、ツンツンは鬼の、デレデレは幼児のイメージ。

この二つのイメージを視覚的に、また無意識的に認識できるから、ツインテールはツンデレと相性がいいのだ、というのがこの文の結論である。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん。
あるとき、ふと思いついたことを書いてみただけなんで、あまり、まともにつっこまれると、こっちも困るんですけど・・・・・。

たとえば、「頭に二つ突起物があるっていうなら、別に牛だっていいじゃねぇか」みたいな、ね。
う。
そういうまともなツッコミは身にこたえるわ。
痛い、痛い。

まあ、はっきり言って、ツンデレ+ツインテール=牛
でも良かったんですよ。
なにせ、牛というのは、農耕に使われるおとなしい動物であると同時に、闘牛のような荒々しいイメージもあるので。
だけど、やっぱり、ここはツンデレ+ツインテール=鬼!のほうが面白いかなー、と思ったもんで。

ところで、鬼になぜ角があるかってことを皆さんはご存知だろうか?

鬼はなぜトラ柄のパンツをはいてるのか?

調べてみると、古くから伝わる鬼門という方角からきてるそうです。鬼門とは今でいう北東のことで、中国の伝説では、鬼(亡霊)が出入りする方角として嫌われていました。その風習が奈良時代の日本に伝わり、鬼門の方角には玄関や井戸を作ると良くないとか、万事に忌み嫌われる方角となったんだそうです。そして、日本では北東の方角を十二支であらわした方位で『うしとら=丑寅』と呼びました。ここから鬼のイメージは生まれたんです!
だから、鬼の頭にはえている角は『丑=牛』の角をイメージしたもので、パンツの柄には『寅=虎』のイメージがついたんだそうです。


ということなんで、鬼の角ってのは、もともと牛からきてるらしい。
だから、ツンデレのツインテールは、牛の角でも鬼の角でも同じってことで。

ところで「今回の話を思いついたのはコレを見たからだろ」って言われるかもしれないけど・・・・、


akira.jpg
小神 あきら(らき☆すた)


全然、違います。


この「ツンデレ=ツインテール=鬼」説を思いついたのは、ある有名なツンデレキャラが角をつけてたから。
その有名なツンデレってのがこれ。





tsundere5.jpg
惣流・アスカ・ラングレー(エヴァンゲリオン)

まあ、綾波にもついてますけどね、角・・・・・。
シンジにすらついてますけどね、角・・・・・・。

ところで、私はこの頭につけてる角の正式名称をいまだに知らなかったりして。


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萌えという感情にエロは含まれるのか?

以前、2ちゃんねるで

「萌えに性的要素は含まれない。萌えというのは、もっと高次元の感情なのだ」

という趣旨のことを書いてた人がいた。

私はこれがずっと妙に気になってた。
まるで、喉元に突き刺さった魚の骨みたいに。

萌えに性的要素は含まれない。
それは本当なのだろうか?

なので、今回、検証してみることにした。

まず、検証するというからには、言葉を厳密に用いる必要がある。
ここは当然ながら「萌え」という言葉の定義について定めなければいけない。

「萌え」の定義。
私はそんなものに興味はない。

というのも、「萌え」という言葉は拡散しすぎてしまっているからだ。
「萌え」は別に二次元のキャラにのみ使われる言葉ではない。
女性アイドルに向かって「○○萌え~」なんて使われているのはよく見るし、甚だしきにいたっては「ローゼン閣下萌え~」なんていう使用すら見たことがある。

還暦過ぎた政治家にさえ使われる「萌え」の定義を定めるなんてことは虚しいだけだ。
というのも、言葉の定義というのは、「言葉の正しい使いかた」を提示するとともに、それに反するものを「間違った使いかた」として排除するものだからだ。

「萌え」はそれぞれの人がそれぞれの使いかたをしてるんだから、私がとやかく言うことではないだろう。
だいいち、「萌え」の定義を定めたところで、何かいいことが起こるとも思えない。
だから、そんなものはどうでもいい、のである。

ということで、この文章のなかの「萌え」はあくまで私自身の感じる「萌え」に限定させていただく。

つまり、この文で検証するのは「私自身が萌えるキャラに、私自身が性的要素を感じているか」ということである。

えっと なんか もう それは 検証とは 呼べない気がする よ

だけど、そこらへんはあまり気にしないことにして、検証を進めたい。
あくまで自分自身の感情のみの「検証」ではあるが、これも検証は検証なのだ。

さて、ということで私自身が「萌える」キャラをランダムにピックアップしてみた。
これは、かなり適当に選んでみたので、自分自身の「最萌え」というわけではない。
いわば実験材料みたいなもんである。
それで私が萌えたことのあるキャラがこちら。


藤岡ハルヒ(桜蘭高校ホスト部)
真紅(ローゼンメイデン)
鴇羽舞衣(舞-HiME)
テレサ・テスタロッサ(フルメタル・パニック)
綾波レイ(エヴァンゲリオン)
カミナギ・リョーコ(ゼーガペイン)
大阪(あずまんが大王)
瀬戸燦(瀬戸の花嫁)
カレン(コードギアス)

数えてみたら9人だった。

なんつーか、どうも、自分が萌えたキャラを発表するのって、意外に恥ずかしい。
自分の底が見透かされているような気分になる。
しかし、そんなところで乙女のように恥ずかしがっていてもしかたがないので、論を進めたい。

それで問題は、この9人に私が性的要素を感じているのかどうか、ということである。
「性的要素」というとちょっと分かりづらいので、ここはもっと直截的に「性欲を感じているかどうか」ってことに変換しておく。

しかし、この判別がかなりむずかしい。
というのも、人間の感情のどこからが性欲とみなしていいものなのか、私にはよくわからないからである。

たとえば、年頃が小学生くらいのかわいい女の子を街で見かけたとしよう。
かわいい女の子なので、私は「かわいい」と思う(変な日本語)。

さて、この小学生女子を「かわいい」という私の感情に、性欲は含まれているのだろうか?

このかわいい女子小学生をすぐさま拉致って、家に監禁し、自分の人肌のミルク、というか、いつも人肌のミルクをお腹いっぱい飲ませたい、飲ませてあげたい、いや、飲め!、、、、、とは別に思わない。

はっきり言ってそれは犯罪だし、はっきり言わなくてもそれは犯罪だし、さすがにこんなことを考えているわけではない。
こういう意味合いで私の「かわいい」という感情が生まれているわけではない。

しかし、本当にその「かわいい」に性欲が含まれていないのか、と聞かれると、ちょっと言葉に詰まるのである。

というのも、人間というのは大概のものを性的に見てしまえるものなのだ。

たとえば、父親が娘をかわいいと思う、そういう感情のなかに性的なものは含まれていないのか?
父親の娘を見る慈愛に満ちた眼差しにも、性的なものは混入しているのかもしれない。
たしかに、それはそうなのだ。

つまり「性的」だとか「性欲」という言葉の範囲はどこまでも拡大することができるのである。

しかし、父親の娘に対する感情にたとえ「性欲」が含まれていたとしても、実際に娘と性交に及ぶ父親はごくごくわずかである、というのもまた事実だ。
だから、自分の感情にたとえ性欲の影があったとしても、その感情を性欲以外の何物でもない、と断言するのは愚かしい。

ということで、ここは具体的に物事を考えることにする。

上であげた9人の萌えキャラ。
彼女らに私が性欲を感じているのかどうか、それを判別するのはもっと具体的な欲望で判別されるべきなのだ。
つまり、判断する基準はこうだ。

「そのキャラのエロ同人誌を見たいかどうか」

これだ!!!

この判断基準であれば、かなり明快に答えることができるはずである。
ということで、以下は上の萌えキャラのエロ同人誌が見たいかどうか、という私の具体的な欲望について検証してみたものである。



moefujioka.jpg
藤岡ハルヒ(桜蘭高校ホスト部)

[見たくない]
はっきり言って、藤岡ハルヒのエロには嫌悪感がある。
生理的に受け付けない。
もう一人のハルヒ、涼宮ハルヒについては言及しない。
実は、次回もエロ記事の予定なんだけど、そこで涼宮ハルヒの話を書くので。


moeshinku.jpg
真紅(ローゼンメイデン)

[ものすごく見たくない]
これは、もう無理。
道徳的な観点から拒否反応を示しているのではなくて、真紅のエロははっきり言って気色悪い。
吐き気がする。


moeayanami.jpg
綾波レイ(エヴァンゲリオン)

[見たい]
というか、もう既に何冊も読んでる。
なので、いまさら「見たい」とか「見たくない」とかの話ではないんだけど。
ところで、いままでエロ同人誌で最も描かれたキャラって誰なんだろう。
そんなのは誰にもわからないだろうけど、綾波、アスカの二人は確実にトップ10に入ってるんじゃないだろうか。
今度、CDTVとかでやってくれないかなあ。
こういう企画。


moemai.jpg
鴇羽舞衣(舞-HiME)

[見たい]
真紅に鴇羽舞衣なんて出すと「不人気の主役キャラが好きなのか」とか思われそうで、なんか心外。
おっと、エロの話。

鴇羽舞衣×エロ=全然オッケー

嫌悪感もまったくない。
なんなら、陵辱ものとかでもイケる。


moetessa.jpg
テレサ・テスタロッサ(フルメタル・パニック)

[見たい]
私はロリキャラは受け付けない体質なんだけど、テッサであれば大丈夫。
って何が大丈夫なんだか知らんけど。


moekaminagi.jpg
カミナギ・リョーコ(ゼーガペイン)

[保留]
えっと・・・、これは。
判断が難しい。
見たいような、見たくないような、自分でも感情が上手くつかめない。
だけど、実際に見てもあまり嫌悪感は抱かないような気がする。


moeoosaka.jpg
大阪(あずまんが大王)

[積極的に見たくない]
私が皇帝だったら、大阪のエロ同人誌は焚書にすると思う。
幸か不幸か、私には皇帝になる方法がよくわからないので、今のところ焚書にはなっていないが。


moesan.jpg
瀬戸燦(瀬戸の花嫁)

[保留]
カミナギと同じく、これもよくわからない。
欲望というのは不思議なもので、それが目覚めなければ自分自身にも欲望と認知されなかったりする。
だから、これは単に欲望が目覚めてない状態なのかもしれない。
ただ、

瀬戸燦×エロ

にそれほど嫌悪感は抱かないとは思うけど。


moekarren.jpg
カレン(コードギアス)

[見たい]
これは素直に見たいと思う。カレンのエロ同人誌。
いや、実際に読んだことあるんだけど。
実は私はC.C.のほうが好きだったりするんだけど、不思議とC.C.のエロは見たくないような気がする。
うーん。なぜだろう?
乳の大きさかな。


[検証結果発表]

ということで、検証してみたところ、

[見たい] 4人

[見たくない] 3人

[保留] 2人

という結果だった。

こうやって見ると、意外に[見たくない]が多い。

実は、この検証をしてみる前はこう思ってた。

「萌えに性的要素が含まれないなんてそんなバカなことがあるか。バリバリ含まれるわ、ボケぇ」って。

しかし、実際に試してみると、どうしても性欲が向かっていかないキャラが3人いた。
藤岡ハルヒ 真紅 大阪
しかも、この3人にエロを絡められると、相当な嫌悪感があったりする。

なるほど。
これは確かに「萌えに性的要素は含まれない」という言い方もアリなのかもしれない。
その人の「萌え」という感情の有効範囲によっては、たしかに性的なものが含まれてない場合があるのだろう。


[性欲を向けられるキャラとそうでないキャラの違い]

エロ目線で見ても平気なキャラとそうでないキャラがいるんだけど、この感情の違いはどこから来ているんだろう?
ちょっと考えてみた。

思いいれが強いキャラのエロは見たくない、っていう感情はかなり理解されやすいものだろうと思う。
実際にそういう人は多いのかもしれない。
とても好きだから汚したくない、みたいな。
しかし、とりあえずそれは私自身にはまったく当てはまってない。

というのも、上の9人のなかで最も思いいれが強いのは「綾波レイ」だからである。
「○○は俺の嫁」という言い方を借用すれば「綾波は俺の嫁」だ。
しかし、その嫁でヌキまくった経験が私にはある。
だから、思いいれの強さがエロを阻害する理論は私には通用しない。

それでは、どこでエロOKとエロNGの区別をしているのだろう、私は。

まず、その判断基準の一つにはすぐ気づいたんだけど、要するに「胸の大きさ」。
それが胸の大きなキャラだと、性欲のピストルを向けるのに何のためらいもない。
カレンに鴇羽舞衣が、その典型。
だけど、これが胸の小さなキャラだと、かなりためらってしまう。
ただ、この判断基準は個人的な性癖によるところ大なので、どうでもいいと思う。

次に気づいたのが作品ごとに、エロOKとエロNGを分別してるってこと。

たとえば、エヴァンゲリオン。
綾波をエロ目的で使用できるのはもちろんだが、エヴァに出てくる他のキャラも私は同様にエロ使用することができる。
アスカ、ミサト、リツコ、マヤ、すべてエロ使用が可能なのである。
これは、舞-HiMEも同様で、鴇羽舞衣、玖我なつき、藤乃静留、ここらへんはエロ使用することができる。
ただ、美袋命はちょっと無理かもしれないけど。

次に、ローゼンメイデン。
真紅がエロNGなのはすでに書いたとおりだが、他のローゼンメイデンたち。
水銀燈、翠星石、蒼星石、金糸雀、雛苺。
みんな性的な対象としては見ることができない。

ローゼンメイデンは容姿がアレだから特殊例だとも言えるけど、それなら、あずまんが大王。

あずまんが大王に出てくる、大阪以外のキャラも性的対象にならない。
ちよちゃん。いやいやいや、アリエナイ!
ちよちゃんがアリエナイのは当たり前にしても、その他の榊、とも、よみあたりも全部ダメ。
性的対象として見ることができない。
二人の女教師。
これも無理。

だけど、よくよく考えたらこの二人の女教師、谷崎ゆかり、黒沢みなもは年齢も高いわけだし、性的対象になりそうなもんである。
というか、これは積極的に性的対象として見るべきだ、とすら言える。
しかし、そういう目で見ることにどうも嫌悪感がある。

こうした嫌悪感が道徳的な規律から導き出されたものではないことは明らかだ。

だって、自分が性欲向けまくってる綾波って14歳だし。
いや、綾波に年齢は関係なかったりするか。
それじゃアスカでもいいや。
アスカを性的対象として見ることに私は何の逡巡も覚えてない。
だから、これは道徳に拠るものではなく、もっと別の基準で判断しているらしい。

・エヴァンゲリオン、舞-HiMEはほぼ全てのキャラをエロ使用することができる。

・ローゼンメイデン、あずまんが大王はほぼ全てのキャラをエロ使用できない。

これは、つまりその作品がエロをチラつかせているかどうか、ってとこで判断が分かれてるらしい。

たとえば、舞-HiMEは一話目からこんなシーンがあったりするし。

moemai1.jpg

moemai2.jpg

moemai3.jpg


こんなふうに「エロ」という撒き餌をばらまいてるような作品だと安心して、エロ使用できるらしい、私の場合。
エヴァだって、その手のエロ撒き餌は十分にまかれている。
シンジが綾波を押し倒してしまうところ、とか。

一方、ローゼンメイデンのように、エロ要素が限りなくゼロに近いものだと、エロ使用することに嫌悪感を覚える、そういうことらしい。
(PEACH-PITがローゼンメイデンに性的要素を入れないように気を使っている、みたいな文章をどっかで読んだ記憶があるんだけど、調べてみたら見つからなかった。記憶違いしてたのかなあ)

つまり、作り手の側が「これ使ってヌイていいですよー」っていうメッセージを発しているような作品だと、安心してヌイているってことか。
いや、「ヌイていいですよー」とは言ってないだろうけどさ。

今回、取り上げた中だと、フルメタル・パニックとかもそう。
これもテッサのみならず、千鳥かなめのほうもエロ使用することができるからなあ。

なんだか、こう考えてみると、自分自身がエロという意味ではまったくの凡人であることに気づく。
要するに、作り手の意思の範囲内でしかエロ妄想を膨らませることができていないのだ。
許可されたところでしか、エロ妄想できない、っていう。

私のようなエロ凡人に比べると、エロ達人はさぞかしスゴいのだろうなあ。

エロ達人。
なんだ、それ。

エロ禁止の広場で傍若無人にエロの花を咲かせることができる、それがエロ達人。
ちびまる子ちゃんのまる子、果ては日本むかし話のおばあさんでもヌケる。
たぶん、そういうのがエロ達人。

エロ達人か・・・・・。
なりたかねェな、そんなもんには。


[結論]

萌えに性的要素は含まれない、という言い方にも一理あるように感じたってのは文中で書いたとおり。

だけど、やっぱり、これは無理がある。
だって、これだとエロゲーのキャラには「萌え」って使えないことになってしまうから。

萌えの定義なんてどうでもいい、ということを冒頭で書いたけど、確かにそんなものはどうでもいい。
だけど、さすがにエロゲキャラに萌えという言葉を使えないってのはありえないだろう。

かといって、萌えに性的要素は含まれると断言することができないのもまた事実ではあるけど。

*なんか、今回の文章は中間部分をばっさり切ってしまえば、10行くらいで終わったような気が・・・・・。




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アニメにおけるおっぱいと年齢の考察

今回の記事は、もともと、前の二つの記事の結論として考えていたものなんですけど、かなりいい加減な考察なもんで、別々にしてみました。


なぜ、巨乳キャラに頭のいいキャラが散見されるのか(しかも女科学者とかの脇役に多い)、そして、貧乳キャラにアホキャラが結構多いのはなぜか、みたいなことを考えてたら、これを思いついた、ってことですんで、そこらへん留意のうえ読んでいただけると幸いです。




[アニメに出てくる母親が若い外見で描かれている件]

以前に、アニメに出てくる母親が若い外見で描かれるのはどうしてだろう、と疑問を呈したことがある。
まあ呈したきりで、答えも何にも出さなかったんですけど。


たとえば、以下の二つの画像は、「Kanon」に出てくる名雪と名雪の母親である。
これ、どっちがどっちだか分かるだろうか?

hahaup.jpgnayukiup.jpg


名雪は今、高校生なので、その母親となると、だいたい40歳前後といったところが妥当だと思う。
つまり、一方が高校生で、一方が中年女性なわけだが、こうして顔をアップにしてみると、どっちがどっちだかさっぱり見当がつかない。


もちろん、中年女性が中年女性らしく描かれているアニメというのもあるわけで、たとえば、この前見た電脳コイルなんかは、中年のおばさんがちゃんと中年のおばさんに見えるように描かれていた。


どうも、こんなふうに中年女性を妙に若々しいキャラデザインで表現するのは、俗に言う「萌えアニメ」に多いような気がする。

shanahaha.jpg


たとえば、これは「灼眼のシャナ」の主人公の母親なんだけど、これまた若い。
何の予備知識もない一般人にこの絵を見せて「何歳に見える?」と聞いたら、たぶん「20代くらい」って答えるんじゃないだろうか。
オタク度の低い人だったら、「10代」って答えすらあるかもしれない。


この異常に若く見える、「名雪の母親」と「シャナの主人公(←名前忘れてしまった)の母親」をちゃんと中年女性に見えるようにするのは極めて簡単で、口元に「シワ」を書けばいい。
それだけで、ちゃんと中年女性に見える。

higehaha.jpg
(自分で試しに書いてみたんだけど、私に絵心がないせいか、三国志に出てくる武将のヒゲみたいになってしまったんだが、ま、言いたいことは分かると思う)


しかし、なぜか、こういう簡単な手法で「女性の年齢」を表現するということはされていない。


ただ、このままだと、作中に出てくる女キャラの年齢がわけがわからなくなり、無用の混乱を生んでしまう。


初めてそのアニメを見た人間にも、キャラの年齢のおおよそ推察できるようにしておいたほうがいい。
ということは、顔以外の部分で「女性の年齢」をはっきりさせる必要があるわけだ。


その年齢の差をはっきりさせる記号の一つが「声」。
一般的に言って、若い女性は声が高く、年のいった女性は低めの声が当てられる。
たとえば、あずまんが大王でもだいたい年齢順に声が高くなっていってる。
もっとも、あのアニメの女子キャラのうちで、いちばん声が低いのは、たぶん榊だろうけど、これは彼女がいちばん背が高いからか。
ジャイアント馬場の声が低いのと同じ原理。
それから、ちよちゃんの声が小学校高学年にしては高すぎるような気がしないでもない。
あれはだいたい幼稚園児くらいの声の高さじゃないかと思うんだけど。



「ファッション」。
名雪と名雪の母親の画像をひいてみると、

nayuki.jpg

haha.jpg



こんなふうになって、名雪は制服を着ているので、中学生か高校生であることがわかる。
一方、名雪の母親は平日に私服を着ているので、まあ多分主婦だろうということが見当がつく。
もっとも、名雪の母親の職業は不明という設定らしいが。


で、上の二つが「女性の年齢」をはっきり区別するための手法として、一番使われるものだとは思うんだけど、それ以外にいくつかあると思う。
たとえば、おっぱいとか、おっぱいとか、おっぱいとか。


まあ、とりあえず以下の検証例を見てください。



[ラーゼフォンに見るおっぱいと年齢の相関関係]

まず、ラーゼフォンに出てくる女子キャラを十代と二十代に分けてみる。
彼女らの正確な年齢がわからないんで、ひょっとしたら違っているかもしれないけれども、まあこれでだいたいは合ってると思う。


とりあえず、何歳だかわからない


kuon2.jpg

久遠は省いておいた。
というか、彼女は人間ですらないし。


まずは十代の二人。



rah3.jpg
左が紫東 恵、右がキム・ホタル。


次に(たぶん)二十代の女子キャラ。



rah1.jpg
エルフィ・ハディヤット


rah2.jpg
キャシー・マクマホン


一応、両者とも制服で比べてみた。
一見して分かると思うけど、二十代チームの二人は胸元が開いている。
胸のボリューム感も相当ある。
それに対して、十代チームの二人は、胸がぜんぜん目立ってない。


まあ、これは二十代の二人が「外国人」なので、年齢的な観点からのみ比較するのは不適当かもしれないので、今度は二十代の日本人を出してみる。




nanamori2.jpg

nanamori.jpg
七森 小夜子


前の記事で「アニメに出てくる女科学者はなぜか巨乳が多い」ということを書いたんだけど、そういえば、この人も「女科学者」だった。
服装こそ、胸元は開いてないが、この人はおそらくラーゼフォンで一番の巨乳である。




こうして見ると、二十代のほうの女キャラには、「巨乳である」か「胸元を強調している」服装が多いのは明らかである。


もっとも、メインヒロインである紫東 遙(確か二十代後半)は、あまり胸を強調してはいないが、それでも妹の恵(十代)よりは、確実に胸がある。



haruka2.jpg
姉おっぱい(20代)

megumititi.jpg
妹おっぱい(10代)




[舞-HiMEと舞-乙HiMEに見る女性の年齢の表わし方]

舞-乙HiMEっていうのは、舞-HiMEの後継作品なんだけど、この二つは世界観はまったく違う。
舞-HiMEは現実世界を下敷きにしてるけど、舞-乙HiMEのほうは、違う惑星の話になってる。


で、舞-HiMEに出てたキャラが舞-乙HiMEにも出てたりするんだけど、これは前作そのままの役柄で出ているわけではない。
手塚治虫のスターシステムみたいに、同じキャラが違う役柄で出ているっていう感じ。
性格とかは基本的に変わらない(一部例外もある)のだけど、作中での立場とかは大幅にかわってるキャラもいたりする。


ここでとりあげるのは玖我なつき。


玖我なつきは舞-乙HiMEでは、ナツキ・クルーガーというキャラ名で再登場する。
舞-HiMEのときのなつきは高校生だったが、舞-乙HiMEでのナツキは「学園長」とか呼ばれていてなんか偉いらしい。
ナツキ・クルーガーの年齢に関してはよくわからないんだけど、なんとなく20代後半くらいのように感じる。
ひょっとしたら、20代前半なのかもしれないけど、とりあえず、舞-HiMEでの高校生に比較したら、かなり年齢は上である。


「玖我なつき」と「ナツキ・クルーガー」は顔はまったく同じだと思う。
10代と20代という違いはあるけど、顔だけ見るとあまり変わっていないように見える。


しかし、なつきとナツキの画像を並べてみると、一目で分かる外見上の変化がある。



natukiyoujo.jpg
玖我なつき(舞-HiME)


natukimune.jpg
ナツキ・クルーガー(舞-乙HiME)




そう、胸。
20代のナツキは常時、この胸の谷間をちらちらさせた衣装を着ている。
それに対して10代のなつきは、胸を強調した服を着ていない。
心なしか、胸自体も少し大きくなってるような気がする。
まあ、これは気のせいかもしらんけど。



ここではとりあえず、ラーゼフォンと舞-乙HiMEで検証してみたんだけど、10代女性と20代女性を区分けするときに、「おっぱい」で差異を出そうとするのはかなりありふれているような感じがする。
胸自体を大きく表現してみたり(つまり巨乳にする)とか、または胸を強調した服を着せてみたりとか。


つまり、アニメのなかでは「おっぱい」というのは、女性の年齢を指し示す記号として使われている例が結構多い。
20代と30代の年齢差を表現するのに使われたりすることはあまりないけれど、10代と20代の年齢差をはっきりわからせるために使われるというのは、かなりありふれているように思う。


実際の10代と20代女性の胸囲差というのがどれだけあるのかというデータは見つからなかったんだけど、そんなに大差はないと思う。
少なくともアニメで表現されるような大きな差はない。
もちろん、13歳女性と28歳女性を比較したら、そりゃ28歳のほうが大きいだろうけど、これが18歳と28歳だったら、そんなに変わらないんじゃないだろうか。


そういえば、ほしのあきが「わたしは20代で胸が急激に大きくなった」という話をしているのを聞いたことがある。
それって、よくアイドルとかが言う「子供のころは一重だったけど、成長するにつれて二重になった」とかいう話と同じなんじゃねーか、という気がしないでもない。
まあ、私はほしのあきが好きなんで、彼女の言うことは全面的に信用するけれども、こういうのは例外中の例外だろう。


で、こうしてアニメのなかでは「胸」を年齢差を表わす記号として使っているわけで、そうしたときに、「巨乳」というのは「成熟」のシンボルとなる。


もちろん、リアルな世界でも「巨乳」というのは「成熟」のシンボルである。
胸が大きいということは、その女が「性交可能な成熟した女」である、ということを示しているし。
だから、リアルの世界では「巨乳」はエロな意味合いをもつ。


しかし、私がここで言っている「(アニメのなかでの)成熟」というのは、そうした性的な意味合いだけのものではなく、もっと全人格的なものだ。
知性面、感情面での成熟も含んでいる。
それがなぜかというと、前述したように、年齢差を分からせるための記号として胸を使っているせいだ、と思う。
女の成長という時間軸を見せるために、「胸」を使っているので、それだけ多用な意味を持ってしまうのではなかろうか。


アニメに出てくる女科学者に巨乳が多いのは、ただ単に胸を年齢差を表わすための記号として使っているためであって、


科学者という知的な職業+巨乳=エロ!


みたいな、フランス書院文庫的な発想によるものではないと思う。
まあ、実際にはフランス書院的な発想もあるかもしらんけど。

*余談ながら、ラーゼフォンって年齢差を表現するのがかなり上手かったアニメだと思う。
遥は20代後半なんだけど、ちゃんと20代後半に見えてたし。
以前、

ラーゼフォンは失敗作か?

この記事で、散々ラーゼフォンのことをけなしたけど、まあ、こんなふうに良いところもあります。
最近、「ラーゼフォン」で検索して来る人がかなり多いのでフォローのつもり。
検索エンジン経由だと、「コードギアス」が一番、次がラーゼフォンって感じになってる。

やましなひびさんからの情報によると、

設定だけで言えば、なつき→ナツキのバストサイズはそのままに身長だけ伸びているので乳関数は下がっているんですよね。他のキャラも大抵そんなカンジで上位は『舞-HiME』キャラが独占しているという。

 少なくとも設定を作っている人達は、“大人になった彼女ら”をバストサイズではなく身長で表現していたのでしょう。


だそうです。
そうなのか。知らんかった。
実は年齢を表わす表現として「身長」も考えていたんですけど、適当なアニメが見つからなかったんで、断念してました。
舞-HiME→舞-乙HiMEがそうだったとは。
灯台下暗し。


*ネットで「おっぱい」について色々と調べてたら、ある重要なデータを手に入れたので、ついでに公表しておきます。
というか、これだけ有意義なデータは滅多に出会えないもんなんで、なにはさておき、これだけは伝えなきゃいかんな、と思った。


「乳房」ウイキペディア


また、ヒトの乳房は、神経終末が集中している乳首をはじめ刺激を受けると性的興奮を得やすい。医学博士の志賀貢によると、クリトリスの性感を100とすると、乳首の感度は80前後という事である。

クリトリスの性感を100とすると、乳首の感度は80前後!!!
そんなに感じるのか乳首って。
って、それどうやって調べたんだかわけがわからんが。

To Heart 2 XRATED 通常版

今回の企画でエロゲーはぜんぜん出さなかったんだけど、
これに出てくる環姉とささら(生徒会長)ってどっちも巨乳+知的キャラ。
もっとも、全員攻略したわけじゃないから、
確かなことはいえないけども。

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「巨乳=バカ」説をアニメで検証してみた(2)舞-HiME他

検証3「舞-HiME」


最初は、主役級の3人、つまり、



mai.jpg
鴇羽舞衣


kuga.jpg
玖我なつき



maihimmemikoto.jpg
美袋命


の三人で比較検証しようと思ってたんだけども、舞-HiMEキャラの胸の大小に関する素晴らしいデータを見つけたんで、これを元に話を進めようと思います。


「サンライズ公式 ひと目でわかる」 ちちくらべ


舞-HiMEのバストサイズの大小

珠洲城遥(爆)>鴇羽舞衣(巨)>藤乃静留(豊)>宗像詩帆(並)>玖我なつき(控)>菊川雪之(貧)>美袋命(無)



これを見ると、詩帆の胸がなつきよりデカいという事実にちょっと驚く。
というよりなつきが、想定していたより小さいかな、という印象。
って、何を想定してたんだかわけがわからんが。


で、この文の本旨は、「胸と知性の関連性」を検証してみる、ということなので、各キャラを頭の良さで分けてみる。
()内の胸の大小のデータも付け加えて。


・明らかに頭の良いキャラ

藤乃静留(豊)
菊川雪之(貧)



・普通?

鴇羽舞衣(巨)
玖我なつき(控)
宗像詩帆(並)
珠洲城遥(爆)



・明らかにアホキャラ

美袋命(無)



「普通?」に入れたキャラに対しては、異論反論があるところだと思う。
なつきは頭の良いキャラに入れてもよさそうだし、遥はよく言い間違いをしているところから、アホキャラに入れてもいいような気はする。
しかし、遥は生徒会執行部部長だったりするわけだし、ここらへんはちょっと迷うところなんで、とりあえず普通にしてみた。


しかし、頭の良いキャラに入れた藤乃静留、菊川雪之とアホキャラに入れた美袋命に関してはどこからも文句はでないと思う。
藤乃静留、菊川雪之は明らかに頭の良いキャラとして描かれているし、命(みこと)はどこからどう見てもアホキャラであるから。


で、こうやって頭の良し悪しと、胸の大小を並べてみると、やっぱり一貫性がないなー、という印象。
頭の良い二人、静留と雪之は巨乳と貧乳という両極端のおっぱいを与えられているし。


ただ、スクランで貧乳の天満が一番のアホキャラだったように、この舞-HiMEでも一番の貧乳である命が一番のアホキャラになっているところには留意が必要である。


舞-HiMEでも「巨乳=バカ」説はあまり採用されていないように思う。


今まで検証してきたアニメには「巨乳=バカ」の観点からキャラ造形されているものが少なく、その線で結論を書こうと思っているんだけども、その前に一つだけ、「巨乳=バカ」説が見事に表われているアニメがあるので、それを紹介しておく。


このアニメは登場してくる女子キャラが少なく(検証するデータが少なくてありがたい)、また、その女子キャラのなかで、胸の大きさと知性が完全に反比例している。


それが、このアニメ。









検証4「涼宮ハルヒの憂鬱」


このアニメのなかで、胸の大きい順に並べると、


mikuru.jpg
朝比奈みくる


haruhi.jpg
涼宮ハルヒ


nagato.jpg
長門有希



この順。
で、頭の良さで並べると、

長門有希>涼宮ハルヒ>朝比奈みくる


こうなる。
見事に胸と知性の間に反比例が成り立っている。


小説のなかで、キョンが「朝比奈さんは、おれの目に潤いを与えてくれる」とかいうところが何度もあるが、これも特筆すべきポイントである。


というのも、「巨乳=バカ」説にこめられた人々の深層心理というのは、巨乳の女をあくまで「観賞用」として扱うことだと思われるからである。
つまり、その女に知性などという高尚なものがないとみなすことで、あくまで「観賞用」の女として扱いたい、という心理が込められているように思う。


その点から見ても、涼宮ハルヒの憂鬱は「巨乳=バカ」説をもっとも具現化したアニメであるといえる。




[結論]アホキャラは巨乳よりもつるぺた

サンプル数が少なすぎるし、取り上げたキャラも恣意的に過ぎるような気がしないでもないけど、とりあえずの結論としては、「巨乳=バカ」説は、アニメのなかであまり採用されていないような印象を受ける。


スクランの周防のように、「巨乳+多少アホっぽい」というキャラはいるが、誰の目にも明らかなアホキャラはつるぺたであったり(命 舞-HiME)、幼児体型であったり(天満 スクラン)と、子供っぽい肉体で現されることが多いように感じる。


たとえば、舞-HiMEの主役である鴇羽舞衣と、その後継作品である、舞-乙HiMEの主役アリカ・ユメミヤの胸を比べてみる。


mai2.jpg
鴇羽舞衣


arika.jpg
アリカ・ユメミヤ


舞衣が明らかな巨乳であるのに対して、アリカのほうはつるぺた気味のロリキャラ。
で、舞衣のほうがしっかり者のお姉さんという感じなのに対して、アリカのほうはかなりアホっぽい。


また、今回取り上げたのは主役級のキャラだけだったんだけれども、脇役に目を移してみると、

「巨乳+高い知性」

というキャラもそこそこいたりする。


その典型例が「女科学者」。


blood+に出てきた、ジュリアとかいう女科学者。

コードギアスに出てきた女科学者(名前忘れた)。

舞-乙HiMEに出てきた女科学者(名前知らない)。


彼女らは胸元があいた服装をしていることが多く、かなり胸を強調している。
で、当然、科学者だけに頭がいい。
現実の女科学者が、アニメに出てくる女科学者みたいにエロい格好をしてることなんて、まずありえないので、これはフィクションならではの表現方法である。
まあ、たまに女の学者(文系)で水商売風の人はいたりするけども。


また主役キャラにも「巨乳+高い知性」キャラがいる。
というか、この人はおそらくアニメに出てくる巨乳のなかで、いちばん高い知性を持つキャラ。
言ってみれば、アニメのなかでの小池栄子がこの人である。



motoko.jpg
草薙素子(攻殻機動隊)




こうしてみると、アニメの中では、どうもただ単に肉体の成熟度と、知能の成熟度を比例させているように見える。


「巨乳=バカ」説に込められた深層意識が、


巨乳→性的魅力がある→会話してるよりも、早くヤリたい→どうせ頭のなか空っぽなんだろ→とっととヤラせろ


みたいなオッサン的な思考回路を辿っているとすれば、アニメのなかの巨乳キャラの造形には、


巨乳→肉体が成熟してるということは、知能も成熟しているに違いない→きっと頭もいいはず


こんな感じで思考が流れているような気がする。
藤乃静留(舞-HiME)なんかは典型的にそうだし、草薙素子もそうかもしれない。
まあ、少佐の場合は本物の肉体ではないけれども。
そうそう、精霊の守り人のバルサもこれに当てはまるか。


ここらへんに関しては、一つ思いついたことがあるんだけども、いい加減な考察なんで、今度別に書こうと思う。


「巨乳=バカ」説はあまり顕現していないように感じるんだけど、その逆の「貧乳=頭がいい」キャラは結構ありふれているような気がする。


「無口+読書好き+貧乳」は、今回取り上げたアニメのなかでも、高野晶(スクラン)、長門有希(涼宮ハルヒの憂鬱)、それに菊川雪之(舞-HiME)もそうかもしれない。
「巨乳=バカ」説が採られていないのに、その反対概念である「貧乳=頭がいい」説が採用されているのは変な気もしないでもないが、まあ、これは置いておく。
とにかく、つるぺたには、頭のいいキャラとアホキャラが混在しているような印象。


さて、巨乳を「肉体的な成熟」とみなし、それに「知性の成熟」を重ね合わせたキャラを挙げたけれども、それとは違うタイプもいる。
言ってみれば「巨乳=母性の象徴」とでもいうようなキャラ。


今回、取り上げたなかだと、鴇羽舞衣がその典型。
弟思いで、命の面倒もよく見る。
料理が得意。
かなり母性を感じさせるキャラである、舞衣って。
舞-HiMEのなかでは、よく命が舞衣の胸に顔をすりすりするシーンが出てくるんだけど、このときの舞衣のおっぱいは男の性欲の対象ではなく、子供(命)が甘えるためのおっぱいである。

maimikoto.jpg


また、コードギアスのベスト巨乳である、ミレイなんかも、ちょっと母性を感じさせるキャラである。
ミレイがルルーシュとナナリーの後見人みたいな立場らしいし、周囲への気配りも忘れない。
ミレイの巨乳もまた母性の象徴と言える。


こういう「巨乳=母性」という観点から見たとき、興味深いキャラが「ナルト」の綱手である。
彼女はナルトのなかで、ただ一人の巨乳として描かれているわけだが、初登場時はギャンブル狂いの女だった。
言ってみれば、育児放棄した母親みたいなもん。
綱手登場時の一連のエピソードは、綱手がナルトの言葉で改心して、母親業をやる(つまり火影になる)ことを決心した過程と読むこともできる。


ところで、大昔のアニメにも、この「巨乳=母性」キャラがいる。


ナウシカの胸の大きさについて

ナウシカの胸は大きい。
私は、これは、ナウシカが共感する<自然>や<生命>ということを象徴しているのだろうと漠然と考えていたが、宮崎駿監督の弟の宮崎至朗さんはこう語る。

「兄が幼いころのことですが、母が7~8年入院してたことあるんですよ。
寂しい思いをしたんでしょうね。

「ナウシカ」のバストが大きいのは「母性へのあこがれ」でしょうね。
悪くいえばマザ・コンとか・・・
あ、これ書かないでくださいね。」

(風の谷のナウシカGUIDEBOOK「 宮崎駿の1日」より抜粋)



nausika.jpg

ということで、私は「巨乳=母性」キャラを「ナウシカ型」と名づけたんだけども、ナウシカ型って、最近はかなり少ないような気がする。
いや、脇役とかには色々と散見されるんだけれども(ミレイとか)、メインヒロインとしてはかなり少ないような感じ。


たとえば、浅倉南(タッチ)みたいな母性タイプのヒロインって最近はあまり見かけない。
もっとも、南は巨乳ではないかもしれないけど。
鴇羽舞衣は、浅倉南にかなり似ているような気がする。
そういう意味で舞衣って最近では珍しいタイプのヒロインかもしれない。



私は、この「ナウシカ型」以外にも、「草薙素子型」「間桐桜型」「峰不二子型」と、計4種類の巨乳タイプに分別してみたんだけども、この人生を生き抜くうえでまったく無駄な考察を発表するかどうかはわからない。
まあ、ネタに困ったら発表しようか、とは思いますが。


ちなみに、「草薙素子型(巨乳+高知性)」と「間桐桜型(巨乳+気弱)」は結構、数が多いような感じがするんだけど、案外「峰不二子型(巨乳を女の武器として使う)」が見当たらないような気がする。
ただ単に私が無教養なだけかもしれないけど、私の場合、「峰不二子型」のキャラは、フェイ(カウボーイ・ビバップ)しか思いつかなかった。
アニメでなく、映画だったら007シリーズのボンドガールとかいっぱい思いつくんだけど。

舞-HiME 4
舞-HiME 4




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