気がつけば、2週間以上、更新してない・・・・・。
実は、この2週間くらい、ブログ書くどころか、ネットにつなぐことすらほとんどしなかった。なので、RSSリーダーの未読がたまりまくり。特にこの人とか。
平野綾のブログをチェックするという重要任務すら忘れて、何をやっていたかというとゲーム。これ。
どうも、自分はシミュレーションゲームに異常にハマるタイプらしい。考えてみれば、今までシミュレーションゲームの類はすべてハマった。三国志、信長の野望とかのコーエーのゲーム、サカつく、戦国ランス、全てに激ハマリ。
よく「猿にオナニーを教えると、衰弱死するまでオナニーし続ける」と言うけれど、私はシミュレーションゲームをやると、その状態になる。寝食を忘れて、ゲームに没頭してしまう。
なので、今までシミュレーションゲームの類は敬遠してた。激しく時間の浪費をしてしまうことがわかりきっているから。
しかし、出来心でついつい買ってしまった。シヴィライゼーション。
で、予想通り、オナニー覚えたての猿状態になり、ブログを更新していなかったわけだ。だって、面白すぎるんだもん、これ。
シヴィライゼーション(文明)という名前どおり、これは文明を育てていくというゲーム。ギリシャ、ローマ、インド、中国、日本、アメリカなどの文明のなかから一つを選び、テクノロジーや文化を発展させて、他文明に先んじるのが趣旨。
そういえば、マイクロソフトから出てたエイジ オブ エンパイアというゲームを以前やったことがあるんだけど、このシヴィライゼーションにとてもよく似てた。エイジ オブ エンパイアのほうが戦争の重要度が高いという差異はあるんだけど、大体、似たシステム。
ちょっと調べてみると、エイジ オブ エンパイアのほうが、シヴィライゼーションの後に発売されているので、エイジ・・・のほうがパクリらしい。
まあ、それはともかく、とても面白かった、このゲーム。
最初はシステムが理解しづらくて、かなり苦戦したけど(後半、勝ち目がなさそうなんで、他文明に核ミサイルを撃ち込みまくってた)、ある程度、コツがわかってからは、それなりに上手くできるようになった。
ファイアウォールの設定で引っかかって、ネット対戦してないので、自分の実力がどれほどのもんかはよくわからないままではあるけど。多分、ものすごく下手な部類なのは確実だろうが。
ゲームの出来じたいには何も不満はない。とてもよく考えられた、面白いゲームだと思う。
だけど、そういう部分以外ではちょっと引っかかるところがある。どこか?
これ、アメリカで作られたゲームだけあって、欧米的な偏見に満ち満ちているんである。それがどこまで意図的にやってるものなのかは知らないが、はっきり言って、欧米以外の文明は野蛮に見える。見えてしまう。
ということで、その点について書いてみる。
[世界遺産]このゲーム内では世界遺産というものを、自分の都市に作ることができるようになっている。ストーンヘンジ(イギリス)、ピラミッド(エジプト)、アポロン神殿(ギリシャ)など。他にもあるんだけど、これらの世界遺産は一つしか作れないことになっているので、いかにして他のプレイヤーよりも先に自文明内に作るかが、このゲームの重要なポイントになってる。
この世界遺産の中に、日本のものがないのは、とりあえずいいとしよう。そりゃ、ピラミッドとかに比べれば、地味だろうし。
シヴィライゼーション4のなかで採用されてる世界遺産というのは、だいたい、一つの文明につき、一つの世界遺産ということになってるみたいだ。たとえば、インド発の世界遺産はタージマハルのみ。
そんななか、なぜかアメリカ発の世界遺産が異常なくらい多い!
自由の女神、ペンタゴン、ブロードウェイ、ハリウッド、果ては
ロックンロールなんてものまである。自分はロックファンではあるけど、それでも思わずにはいられない。何なんだよ、
ロックンロールって?それ、ピラミッドとかと同列に並べていいものなのか。
まるで、アメリカという国が歴史上まれにみる文化大国とでも言ってるみたいだ。そんなわきゃねーのに。
それから、中国発の世界遺産としては一つだけ
三峡ダムがピックアップされてるんだけど、そのピックアップは激しく間違ってるような気がした。中国なら、もっと他に選ぶべきものがあるんではないのか。
[モンテスマ]ゲーム開始前に、プレイヤーは文明と同時に指導者も選ぶことになってる。たとえば、イギリスだとエリザベスとヴィクトリアのどちらかを選べる。この指導者ごとに性格が設定されていて、NPCはその性格どおりに行動してくる。たとえば、インドのガンジーは平和主義的な性格を与えられているので、戦争をしかけてくることはほとんどない。
そんななか、アステカ文明のモンテスマというヤツがやたらに好戦的なんである。
この、チンピラフレイバー漂う男がモンテスマだ!
こいつは、こっちがちょっかいかけたりしなくても、やたら戦争をしかけてくる。うざったいこと、このうえない。
私はモンテスマというのが誰なんだかわからなかったので、ちょっと調べてみた。
参考:
スペインとアステカ王国の悲しき出会い[要約]アステカにはもともと白い神ケツァルコアトルが戻ってくるという信仰があった。時は大航海時代。スペイン人のコルテスがアステカにやってくる。これを白い神だと思い込んだ、アステカ王モンテスマは盛大に歓待する。が、そのコルテスによって、監禁、殺害されアステカ王国は滅んでしまう。
ああ、モンテスマという固有名詞は覚えてなかったけど、この話は読んだことがある。
コルテスを歓待したのは、別に彼を神だと思い込んでいたわけではなく、その前にコルテスが現地住民を虐殺していたため、それを恐れてのことだという説もあるらしい。
まあ、それはともかく、この
モンテスマって滅ぼされた側じゃないか?しかも、ろくに戦うことすらしていない。コルテスを神だと信じていたのかいないのか、それは知らんけど、とんでもなくお人よしな人間じゃないか。なぜ、これが超タカ派として描かれているのだろう?
[そもそも文明扱いされてないのがいちばん悲惨]欧米以外の文明は野蛮に見えてしまうこのゲームであるけれども、そうはいっても、日本のようにいちおう文明として扱われているのはまだマシだ、とも言える。
たとえば、現実の歴史に似せて作られたシナリオモードってのがあるんだけど、以下の画像は西暦1000年から始まるシナリオである。
中央に平壌(ピョンヤン)と地名が出ているので、これは朝鮮半島。
だから、右の赤い勢力範囲は日本だし、左のピンクは中国、上の茶色のはモンゴルだ。
そして、この黒い勢力範囲が朝鮮になる。1000年くらいだと、ちょうど高麗にあたるくらいか。
まあ、このときの日本の指導者が徳川家康になってるので、そこらへんの厳密性はあまり意味がないけど(日本の指導者は徳川家康しかいない)。
この平壌の上に弓兵(アーチャー)がいるんだけど、この画像は平壌の上にカーソルを合わせているところである。
これだとわかりにくいかと思うんで、ちょっと拡大してみる。
これでもわかりにくいかと思うんで、また拡大してみる。
どうやら朝鮮は蛮族らしい。しかも、100%蛮族。
たかがゲームとはいえ、
蛮族呼ばわりされるのは、たまったもんじゃないよなあ、と朝鮮人、韓国人に心から同情した。まあ、思いっきり笑っちゃったけど。