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そろそろ「パンティー」が復権してもいい頃

ふと思ったんだけど、パンティーって言葉を最近、聞かないよなあ・・・・。


エロゲーとかやってても、パンティーってほとんど出てこない。
だいたい「パンツ」。


パンツならまだいい。まだ許せる。
はなはだしきにいたっては、ショーツなどという謎の呼び方してるのまである。


ショーツ・・・・・・。
何それ?


ショーツ・・・・・・。
そんなのは認めたくないし、認めるべきじゃない。


ショーツ・・・・・・。
そんな下らないものはドブに捨ててしまえ。


単に女性の下腹部を覆う布切れを指す、無味乾燥で何の後味も残さない、ただの言葉の羅列。
それがショーツだ。
なげかわしい。こうした日本語の乱れに私は深い憂慮を覚えるものである。


かつて孔子は言った。
まず国を治めようとするならば、言葉を正せと。
私は国を治めようとする気はさらさらないけれども、それでも言葉を正すのには賛成だ。


1980年代までは(成人)女性の下着を指し示す言葉としてパンティー(panties)が一般的であった。 1980年代後半ぐらいから「パンティー」は男性側からの性的な見方を含んだ呼称とされるようになり、男女・年齢の区別なく使われる「パンツ」が広く用いられるようになった。アメリカ等では通常「パンティー」と呼称している。

パンツ Wikipedia


たしかに「パンティー」には、男性側からの性的な見方が含まれている。それも、ふんだんに含まれている。
ショーツという言葉の味気なさと比べると、パンティーの持つ性的なイメージの濃厚なことといったらない。
だって、パンティーだもん。ミキティとかのティーだもん。そりゃ、性的に決まってる。


パンティーには男から見た性的イメージが含まれている。それはいい。
しかし、それならば、エロゲーで「パンティー」を使って何の不都合があろう?
ほぼ確実に男しかプレイしないエロゲーでこそ「パンティー」を使うべきだ。そう私は考える。
こういう需要と供給に合致した思考こそが合理的と呼ばれてしかるべきものだ。


ところが、残念ながら世の中というのは、私の頭ほど合理的にはできていないようだ。


ストーリーを要約すれば、1、2行で済んでしまう、あの無骨なフランス書院文庫ですら、ショーツなる言葉を使っているのを、最近私は目にした。


フランス書院文庫、お前もか・・・・。
お前こそ、パンティーを使うべきじゃないのか。
エロゲーには感動的なストーリーを売り物にしたものがある。文学的なものも確かにある。
だけど、お前にはただエロしかないじゃないか。ただ愚直にエロを追求してきたじゃないか。
それがショーツって・・・・・・、時代に迎合するのもいいかげんにしたらどうか。


昔、TBSの大食い番組で、ゲロを吐くことをリバースって、言い換えてたのを思い出した。


「おおっと!皇帝岸、リバースだ、リバースだぁああ!」
(皇帝岸はゲロ吐いてるだけ)


そろそろ、いいんじゃないだろうか。
もう、われわれはパンティーと呼んでもいいんじゃないか。
あの布切れに「パンティー」という、温かい、温もりに満ちた言葉でそっとささやきかけてもいいんじゃないか。そう思った。



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